全優石ブログ

  • 2014/06/05  お墓博士の一言

  • お墓は誰のもの

  • 先日長崎で『私がお墓を作るなら』というテーマの20分ほどのテレビ番組に出演しました。
    パネラーは20代の女性3人と漫画家の大原由軌子先生という方でしたが、人それぞれの
    お墓感が聞けて、楽しいひと時でした。

     

    お墓を作るならどんなお墓を…という問いに、A子さんは「家族が一緒でずっと手入れをして
    もらえるようなお墓がいい」。B子さんは「みんなが集まりやすく、憩いの場となるよう木も植え
    たいので、とにかくスペースが広いミニ公園のようなお墓がいい」。C子さんは「ロケットで宇宙
    に散骨したい。空を見上げて自分を思い出してもらえるなんてロマンチックでいい」。そして
    漫画家の田原先生は、①お墓は故人を偲び思い出を語り合う場所。②とはいっても、人の
    記憶はどんどん薄れ、この由軌子ば~ちゃんって、どげんひとやったと~?まんが書いとらし
    たって聞いとるばってんねえ~になっていく。③そこで私という人間をアピールする為に、辞世
    の句に見せかけた暗号を墓石に彫る。④お彼岸の度にお参りに来る残された者たちが謎解き
    を楽しめる仕様のお墓ってどう…と4コマ漫画で描かれました。

     

    私に感想を求められましたが、若いお嬢さんたちがちゃんとしたお墓感をもっているのが嬉し
    かったですね。A子さんの家族の絆をいつまでもというお墓作りも素晴らしいし、B子さんの残
    された家族が集う憩いの場所となるお墓作りも、お墓とは何かを捉えたよいお墓作りですね。
    ただ、ミニ公園のようなスペースの墓地となると、ちょっと手が出ませんね…。
    C子さんの宇宙葬は、確かに本人にとってはロマンチックかもしれませんが、残された家族は
    困りますね。心の拠り所として精神が触れ合う場がありませんから。

     

    田原先生のお墓作りは、文句なしですね。先生がおっしゃる通り、お墓は故人を偲び、思い出
    を語る大切な場所です。人の記憶はどんどん薄れていきます。だからお墓がないと死者を思い
    出す対象がなくなり、その人が語り継がれず、ひいては家族の存在が消えてしまいます。
    お墓はそこに集い、報告し、感謝し、家族の歴史を語り継ぎ、先祖を敬う心を育む大切な場所
    でもあります。子供さんやお孫さんに人としての正しい心、正しい生き方を教えていくためにも
    とても大切な場所です。

     

    忘れられず語り継いでもらうために、辞世に見せかけた暗号を彫って、お子さんやお孫さんたち
    が謎解きを楽しみにお墓参りに来てくれるようなお墓という田原先生のお墓作りは、その意味か
    らもとてもいいですね。

    お墓は亡くなった人の供養塔という意義以上に、この世に残された人の心の拠り所として、大きな
    役割があるのです。

     

    ※youtubeにて出演時の様子(一部)をご覧いただけます。是非ご覧下さい。

    http://youtu.be/CVG5tAVDWDo

    http://youtu.be/ASG3-TV650M

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