全優石ブログ

  • 2014/09/10  カルチャー情報

  • 日本伝統文化の「ちぎり絵」を楽しむ

  • 日本伝統文化の「ちぎり絵」を楽しむ

     

    古来より伝わる手漉き和紙。丹念に漉かれた和紙は、紙の原料や漉く時の厚みなどによってさまざまな美しさを持ち合わせています。毛羽が醸し出す和紙の風合いは、洋紙にはない独特のものがあり、その素晴らしさからさまざまな分野で活用されています。この手漉き和紙を素材として、ちぎったり、貼ったりして作品を作っていく「ちぎり絵」がいま密かなブームになっています。キャンバスや絵の具といった画材用具を揃える必要がないため、高齢者の趣味としても人気があり、生涯教育として取り入れているところもあるほどです。今回は、日本伝統の和紙を使ったちぎり絵の魅力をみていくことにしましょう。

     

    日本古来の原料と製法で作られる和紙


    私たちの日常では今でも多くの和紙が使われています。封筒、便箋、水引、扇子、ふすま、包装紙などなど。独特の手触りや風合いがあって、触っていると何となく落ち着くという方も少なくありません。そもそも和紙とは一体どのようなものなのでしょうか?
    和紙とは、中国大陸から伝わった製紙法が、日本の風土で適した製法に変化し、1000年以上もの伝統をもつ日本独自の紙のことです。そもそも紙は古来より日本に自生していた雁皮(がんぴ)、楮(こうぞ)、三椏(みつまた)といった原材料を使って手漉きで作られてきました。現在では西洋から伝わった製法の木材原料を主とする洋紙が生産量の多くを占めていますが、洋紙に対して、日本古来の原料と製法で作られる紙を「和紙」と呼んでいます。

     

    手漉き和紙の風合いで表現する「ちぎり絵」


    ちぎり絵は、この手漉き和紙を、一枚一枚手でちぎって創作するもので、季節の彩りを取り入れた作品をはじめ、古風な感じから現代感覚溢れる作品まで、和紙独特の風合いを利用して表現することができます。まず準備するものは、手漉き和紙、色紙(ちぎった和紙を貼り付けていくもの)、のり(でんぷん質のもの)、ピンセット、筆2本(のりをつける用、貼り損なった和紙を剥がす用)、自分が作りたいものの見本(写真、イラストなど)。作り方ですが、まず見本を見ながら色紙に下絵を描きます。次に、作品に必要な和紙を選び、その和紙をちぎっていきます。このちぎり方がポイントで、強弱をつけたいところは真っ直ぐに、またぼかしたいところは弱く、ゆっくりちぎっていくのがコツです。ちぎり終わったら、和紙にのりをつけて貼っていくだけです。もし、貼り損なったら、水をつけた筆で和紙を濡らし、ゆっくり剥がしていくようにします。

     

    高度な技法を取得するなら教室や通信教育の利用を


    このように簡単な準備のみで、和紙の感触を楽しみながら、イマジネーションを膨らませることができるのがちぎり絵なのです。さらに高度な技法を身に付けたい場合は、各地にある教室や通信教育もありますので利用してみるのも良いかもしれません。

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