全優石ブログ

  • 2014/09/16  お墓と供養

  • 意外と知られていない「お彼岸」の意味

  • 意外と知られていない「お彼岸」の意味

     

    朝晩は涼しくなってきたとはいえ、まだまだ残暑厳しい日が続いている9月。今年も「お彼岸(ひがん)」の季節がやってきました。「暑さ寒さも彼岸まで」といった慣用句でも耳にするこの「お彼岸」。しかし、「そもそも、なぜ春と秋にお彼岸はあるのか?」「意味は?」そんな疑問を抱いている方も少なくないと思います。今回は、この「お彼岸」についてみていくことにしましょう。

     

    秋と春に「お彼岸」がある理由とは


    そもそも彼岸というのはどういう意味があるのでしょうか?
    彼岸という言葉は梵語(古代インド語、サンスクリット語)の「パーラミター(波羅蜜多)」のことで、本来の意味は「彼岸に到る」という意味です。
    仏教では、私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界、常に変化し苦しみの多い出会を「此岸(しがん)」、その反対側にある苦しみを離れた平和で平安な世界を「彼岸」と言います。そして、この平和な世界である彼岸は西に、また此岸は東にあるとされています。このことから、太陽が真東から昇って真西に沈む「秋分の日」と「春分の日」は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなるとされ、煩悩を離れ悟りの境地に至ろうとする仏教思想と、日本の伝統的な先祖供養の進行が結びついてご先祖様を供養するようになったと言われています。このほか、昼と夜の長さが等しいことから仏教の中道(偏りをもたないこと)の思想に合致するので法要を行う説、天地の諸神が交代する日として法要を行う説など、彼岸が春と秋の2回あることについては諸説あります。

     

    お彼岸の期間は7日間 ぼた餅やおはぎをお供えして供養する
    お彼岸は、春分の日、秋分の日を「中日」として、前後各3日を合わせた各7日間のことを呼びます。そして初日を「彼岸の入り」といい、最終日を「彼岸の明け」と呼んでいます。俗に、中日に先祖に感謝し、残る6日は悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされています。お彼岸がいつから始まったかは諸説ありますが、古くは聖徳太子の頃から始まったともいわれ、崇道天皇(早良親王)の供養のために諸国の国分寺の僧を集め法要をしたことが彼岸のはじまりとする説もあります。
    地方によって違いはありますが、お彼岸の先祖を供養し、ぼた餅やおはぎ、お団子や海苔巻き、いなり寿司などを仏壇に供えます。


    同じ食べ物でも、春には「ぼた餅」、秋には「おはぎ」のわけ


    ちなみに、お彼岸に良く見られる「ぼた餅」と「おはぎ」は、あんこともち米で作られた同じものです。これは彼岸の季節により、春の彼岸にお供えする場合は「牡丹餅」と書き、一般的には「こしあん」。秋にお供えする場合は萩(はぎ)の花を意識して「お萩」と呼ばれ「粒あん」を使います。あずきは古くから邪気を払う効果があるものとされており、それが先祖の供養と結びついたとも言われています。

     

    お彼岸には春分・秋分の日が祝日に定められています。全国的にお墓参りをする日として周知されていますが、特に秋分の日は、国民の祝日として「祖先を敬い亡くなった人びとを偲ぶ日」と、法律で定められています。
    この日は国が定めたように、祖から受け継いだ命への感謝と、祖霊を慈しむ大事な日なのですね。

全優石公式facebookページ

  • 全優石facebook公式ページ
  • 全優石津波記憶石プロジェクト
  • 全優石終活情報館
  • Begin’sビギンズ倶楽部

ページの上部へ