全優石ブログ

  • 2014/11/04  お墓博士の一言

  • 力士“逸ノ城”のファンになりました。

  • 初土俵からたった4場所で幕入りを果たしたばかりか、先場所1横綱、2大関を倒し準優勝した逸ノ城の活躍はまだ記憶に新しいと思います。またモンゴル人かあ…、それにしてもすごい怪物が出てきたなあ…というのが私の印象で、それ以外の特別な気持ちはありませんでした。


    ところが先日、テレビで逸ノ城の相撲部屋がある埼玉県川口市の地元商店街をあいさつ回りをしながら、生い立ちから今日に至るまでの歩みを紹介するドキュメンタリー番組を見て、すっかりファンになってしまいました。


    日本に初めて来たとき、一番印象に残ったのは何ですかという質問に、身長192センチ、体重199キロという巨漢が一瞬にこっと笑って「電車に初めて乗ったことです。すごくうれしかったです。」と真面目に答えている純粋な姿に、とても好感を持ちました。


    そしてこれからの抱負や心構えについて聞かれると「両親への感謝の気持ちと、自分を育ててくれた先生や親方、支援してくれた人たちに、よい相撲を取って恩返しをしたい」と一生懸命話す素朴で、浮ついたところのない姿に、彼の人柄、人間性が強く感じられ、さらに好感を持ちました。


    そして番組は、逸ノ城が生まれ育ったモンゴルのテントの家(ゲル)で両親を紹介し、息子の大活躍をどう思うか、何か伝えることがあるかと尋ねました。この問いに対し「今日までお前を育て、導いて下さった多くの人たちへの感謝の心と恩を決して忘れない人間であってほしい。それだけです。」と口を揃えたようにぼそぼそと話す両親の言葉を聞き、この親にしてこの子ありなんだなあと感じ入ると共に、幼いころ「ひと様に迷惑を掛けちゃいけないよ。人様に感謝する心を見失ったら人間じゃないよ。お天道様はいつもお前の行いを見ているんだよ」とお墓参りに行くたびに繰り返し繰り返し言われた今は亡き両親からの言葉が思い起こされました。


    「感謝・親切・思いやり・誠実・努力・先祖や親を敬う心」といった日本人の世界に誇れる美徳が見失われつつあるように思われる昨今、牛や馬と暮らすモンゴルの大草原から日本にやってきた素朴な青年とその両親の言葉は、私達への戒めの言葉でもあるように思いました。


    この怪物逸ノ城は、11月9日に初日を迎える九州場所から、早くも関脇への昇進が決定されました。
    初土俵から5場所目ですよ!すごいことですね。今から九州場所を楽しみにしていますが、本人は大変でしょうね。並み居るベテラン力士からの妬みによる足の引張やいじめもあるでしょうし、今までは無心で相撲が取れましたが、これからは日本中の注目を一身に背負うプレッシャーや人気力士となったが故のマスコミ攻勢も大変なことでしょう。


    しかし、自身の立身出世の我欲ではなく、両親やお世話になった人たちへの感謝と恩返しのためによい相撲を取っていきたいという心を見失うことなく精進するなら、必ずやご先祖様がお守りくださることでしょう。

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