ペンダントなどに入れていつまでも傍に……「手元供養」のご紹介

ペンダントなどに入れていつまでも傍に……「手元供養」のご紹介

ずっと一緒にいたいから

「いつまでもそばにいて欲しい」「一生寄り添って過ごしたい」……。家族や恋人など、大切な人を亡くされた方がこのように考えるのは自然なことだと言えるでしょう。「手元供養」はその要望を叶える手段の一つで、ご遺骨やご遺髪を故人の形見としてオブジェや、ミニ骨壷、ペンダント、指輪などに加工することを言います。自宅に置いたり、身に着けたりすることで、いつでも大切な方との絆を感じることができる新たな供養の形です。

手元供養をするためには、「分骨」をする必要があります。分骨とは、ご遺骨の一部を別の場所に分けて納骨することですが、この場合は少量なので分骨証明書などの手続きは不要のようです。

ご遺骨はきちんとお墓に納骨し、ほんの少量を手元供養のために分骨するというケースが多く、最近は「お墓が遠くてお墓参りにあまり行けない」「仏壇が家にないし、置くスペースもない」などの理由で、若い世代を中心に手元供養を選ぶ人が増えてきているようです。従来の供養の形に縛られず、ペンダントやオブジェなど希望の形を選ぶことができる点も人気の理由です。

4つのタイプがある

手元供養には、主に次の4つのタイプがあります。「ご遺骨を加工するか、加工しないか」「ご遺骨を持ち運ぶか、持ち運ばないか」によって加工のタイプが変わってきます。

  1. ご遺骨を加工して、持ち運ぶ
    加工方法はさまざまですが、ご遺骨の骨の中に含まれる炭素から合成ダイヤモンドを製造し、それをペンダントやイヤリングにして身に着けるなどの方法があります。
  2. ご遺骨を加工しないで、持ち運ぶ
    ご遺灰やご遺骨のかけら、ご遺髪をペンダントや指輪に納める方法などがあります。小型の陶器に入れて、肌身離さず持ち運ぶ方もいるようです。
  3. ご遺骨を加工して、持ち運ばない
    ご遺骨をプレートやオブジェに加工して、家のリビングなどに飾る方法があります。
  4. ご遺骨を加工しないで、持ち運ばない
    小型の納骨容器にご遺骨を入れて、自宅で供養するなどの方法があります。

大切なのはご遺族の気持ち

夫婦別姓や事実婚など、新たな家族のあり方に関する議論が絶えない現在、供養の形もそれに合わせて多様化しています。また、海外転勤や国際結婚の増加などライフスタイルの変化も深く関係しているようです。実際に、下記のような現実的な問題から手元供養を選ぶという方もいます。

  • 海外生活が長い、転勤・引っ越しが多く墓地の場所を一つに決められない
  • 生活スタイルが様式なので、部屋の雰囲気に合う小型仏壇と組み合わせたい
  • 長男、長女ではないが、自分の手元でも両親の供養をしたい

このように見てみると、手元供養を選ぶのはロマンティックな理由ばかりではありません。しかし、大切なのは「故人を偲ぶ気持ち」と「供養をしようとする心」です。

また、一般的に「分骨はよくない、成仏できない」といった噂もあるようですが、分骨は法律違反ではありませんし、お釈迦様のご遺骨は世界各地に分骨されているそうです。

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