小さい頃はよく遊んだね。
きょうだい達の中でも一番仲が良かったのに
助けてあげられなくてごめんね、気づいてあげられなくてごめんね。
自ら命を絶つことで、この世に生を受けたこと、
生まれてきたことを無いものにすると 手紙に残していたけれど
おねえちゃんは、ちゃんと生きたよ。
生まれてこなかったことになんてならない、プラマイゼロになんてならないよ。
とっくにおねえちゃんの歳を越してしまったけど
おねえちゃんの気持ち、あの時よりはほんの少し分かるような気がします。
偉そうなことはなにも言えないけれど
もう少し、わたしらしく生きていようと思います。