お父さんへ
今晩は。いかがお過ごしでしょうか。
相変わらずこっちは夏だというのに寒いです。お父さんも、こっちへ来て妹たちを驚かすのはいいけれど、気温差に充てられて風邪を引かないよう注意してくださいね。お父さんは昔からよくお腹を出して寝る人だったので、天国でもそれをやっていないか心配です。
気付けば私ももう受験生になりました。お父さんが亡くなってから2年経つので当たり前と言えば当たり前なのですが、何というか実感が湧きません。
お父さんも天国で見てたかもしれませんが、私は1年近くの間不登校児だったのでそれも相まって余計実感がないのかもしれません。でも夏休み明けからは学校に行こうかと思っているので、あまり心配はしないでくださいね。
今更かもしれませんが、今日の朝、お盆だしお父さんもこちらに来ているかもしれないと思い窓の近くにお菓子をいくつか置いておきました。
写真も何も持っていなくてごめんなさい。本当はお花や果物なんかも供えるべきなのでしょうが、お父さんの仏壇は私の家には無いのでお菓子で我慢していただければ、と思います。来年はきちんとした仏壇とか用意するつもりでいます。
長々とすみません。
本当は命日に書いた方がいいのかもしれませんが、生憎私も受験生なのでこれで勘弁してくださいな。またお手紙書きます。