全優石は結成されてから20年になる組織です。お墓は一般の方にとって普段馴染みの薄い商品ですよね。しかも当時は墓石に価格表示をしている石材店はほとんどありませんでしたから、いざお墓を立てるとなると情報不足で価値判断が出来ず、不信感を持たれておられる方々がたくさんいらっしゃることが調査でわかりました。そこで、いつでもどこでも安心してお墓づくりをして頂ける安心の目印を作ろう、そして旧態依然とした古い体質から脱皮して、経営の近代化というか、レベルアップを図っていこうという目的でこの組織を結成したんです。ですから真っ先に店頭展示の墓石への価格表示、組織全体でのお客様をお守りする保証書の発行など業界に先駆けて実行すると共に、自分たちの時代にふさわしいお墓を求められる方に、きちんと対応した仕事の出来る墓石店になろうじゃないかと活動を続けてきました。
ところが昨今の業界は、お墓づくりの質やサービスが顧みられなくなりつつあります。その背景にあるのは中国製品の流入です。中国製品が悪いわけではありません。問題なのは墓石専門店しか取り扱えなかった墓石が、中国製品の流入とともに誰でも扱えるようになったことです。そのため墓石の加工技術や専門知識を持たないブローカーや俄かづくりの石材店が急増したんです。
しかし、お墓は受け継がれていくもので、石材店の一番大事な仕事は、墓石を売ることではなく、墓守りをすることなんです。お墓は10年の買い物なんですから。さもないと新しい仏様ができて電話したら、もうその石屋さんがいなかったとか、補修を頼もうと思ったら連絡がとれないなんていうことになるんですね。事実全国の消費者相談センターにこのようなクレームが多く寄せられているんです。お墓には機能性がありません。求められるのは心の満足です。私たちはお墓の大切さを啓蒙し、お施主様の故人への想いや追憶の気持ちを大切にしたお墓づくりをしていかなければならないと切実に思っています。
ただ、お墓で大切なのは家族の結束なんだという先生のお考えからしますと、私どもがリードしてきましたニューデザインのお墓は、先生にお叱りを受けるかもしれませんね。








