2013/09/19 【終活のレシピ】
人は誰でも、人生を楽しみたいものです。どのように人生を楽しむかという方法は、1人1人違いますが、誰でも、今より良い人生を過ごしたいと思っています。ご夫婦2人で迎える将来の生活も、子供とともに迎える今後の生活も、そして、おひとり様で迎える生活も同じ「人生」です。楽しい人生を送り、元気な内に自分らしい「終活」を演出しておくこともおすすめです。
おひとり様ならではの終活とは
終活は、家庭を持ったご夫婦だけが行うことではありません。ご夫婦には、ご夫婦に合った終活があるように、おひとり様にはおひとり様ならではの終活のやり方があります。
日本人の平均寿命も延び、それに合わせ、老後の時間も年々長くなっています。残りの生活も寂しさを感じることなく、楽しく過ごせるようにするためには、早めの備えが必要です。今は自由に動ける体を持ち、健康で何不自由のない生活を送っている人でも、誰もが避けては通れないのが、「将来に対する不安」です。
将来に不安はつきものです。ですが、おひとり様で老後を迎えるとなると、その心配もひとしおです。面倒見てもらえる当てがなければ、「介護」についても考える必要が出てきます。おひとり様ならばひとりである分余計に、自分の意思を誰かに託しておくなり、伝える手立てを考えておかなければならないでしょう。
終活として考えておきたいこと
おひとり様ならではの終活として、考えておくべきことはたくさんあります。介護問題はもちろんですが、その他にも、辛いことですが亡くなった後のことも考えておく必要があります。
例えば、残された部屋の問題です。遺品の譲渡や後始末といったことを、誰に任せるのかも考えておくべきことかもしれません。知り合いに頼む以外にも、最近では遺品整理業者という選択肢もあります。
また、すでに必要のないものは少しずつ処分しておくと、スッキリと暮らせて『断捨離』にもなります。リサイクルショップに売れば、ちょっとお茶をしたり、軽く一杯飲むくらいは楽しめるお金になりそうです。
ご自身が亡くなった後入られるお墓についても、検討の必要があります。
先祖代々のお墓や両親のお墓に眠ることが、一番の安心のようです。生前に、実家や親兄弟と円滑な関係を持つことも、人生では大切なことです。身よりのない人には、先々の管理を業者に任せられる永代供養という選択肢もあります。
おひとり様ならではの終活とは、やはりやるべきことがたくさんあります。ですが、一つ一つクリアしていくことで、先々の不安や心配は解消され、生活を楽しむことができます。ご自身の考えに合った終活スタイルを見つけて、実行していくといいでしょう。