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カルチャー情報

おもてなしの心、茶道

2013/10/23 【カルチャー情報】

茶道

日本文化の特質といわれる「侘び(寂び)」。その精神が大きく反映されたものの一つが「茶道」です。「侘び」とは簡素なものや不完全に見えるものの中に、質の高い美を見出す文化とされています。本格的な「茶道」は、茶席での美しい所作を体系づけたとされる「手前」だけではなく、美術、生け花、建築書道、和歌、香道なども含んだ幅広い総合芸術だといわれています。

 

 

最近、東京オリンピック招致が決まった際に「おもてなし」が話題になりました。「茶道」は、まさに茶の湯をする主人がお客様を「おもてなし」することを、最も大切に考えています。

そんな日本が世界に誇れる文化の一つである「茶道」の世界を、今回は垣間見たいと思います。

 

 

はじめは薬だった!? お茶の歴史は古かった

茶の湯といえば、千利休を連想する方が多いかと思います。日本にお茶が伝わったのは奈良・平安時代で、遣唐使がもたらしたといわれています。当時は大変貴重なもので、今の烏龍茶に似た茶色いだんご状にして発酵させたものを煮出し、薬として飲まれていたそうです。

その後、鎌倉時代に禅宗の僧侶によって色々な茶の飲み方や茶の種子が持ち帰られ、茶を飲む習慣が一気に広がっていきました。さらに室町時代になると、茶の種類などを当てる遊びが大流行し、茶の道具を収集することも熱心に行われるようになりました。そして様々な茶の湯の考え方が広がりましたが、千利休の時代になって「侘び茶」を完成させ、現代の「茶道」に発展させたとされています。件の千利休は、若い頃から茶の湯に親しみ、師匠とともに現在の茶道のスタイルを改革していきました。

 

 

茶道の心を映した語録

ここまで茶道の歴史についてお話ししてきました。ここからは、千利休が茶道の心を通して残した言葉を紹介したいと思います。

 

・一期一会

この出会いは生涯に一回しかない大切なものだと考えておもてなしをすること。

・一座建立

一つの時間・空間をお互いに尊敬しあいながら心を合わせて創りあげること。

・茶味一禅

茶と禅の修行は、人間形成の道として見れば不可分・一体のものだと考えること。

・和敬清寂

主人と客がお互いの心を和らげて親しみ、敬い茶席の雰囲気を清浄にすること。

・日々是好日

その日その日が最上で、かけがえのない一日だと考えて過ごすこと。

 

今回ご紹介した言葉は一部ですが、それも茶道の心を表しています。「一期一会」や「日々是好日」などは普段、巷で使われている言葉ですが、元は茶道の心を表していたとは、どれだけ茶道が日本文化に浸透しているかがうかがえますね。

 

 

いかがだったでしょうか? 茶道の心はここでは語り尽くすことはできませんが、ほんの少し垣間見ることができたのではないでしょうか。何も茶道に限ったことではありませんが、日本が誇る伝統や文化について理解を深めることは、これから日本がどんどん世界進出していくのに必要なことなのかもしれません。

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