2014/01/30 【アンチエイジングのレシピ】
今年も年が明けて早1カ月。さすがにお正月気分という方はいないでしょうが、お正月の暴飲暴食で増加した体重がいまだに戻らないという方は多いのではないでしょうか。お腹周りについてしまった脂肪、ふっくらした顔つき…この辺でお正月太りを解消してみてはいかがでしょうか。今回は、お正月太り解消法を見ていくことにしましょう。
高カロリーなお節料理、アルコールで体重増加
寝正月という言葉があるように、お正月は飲食の機会が多い割には、体を動かす機会が少ないのが特徴です。さらに食べるものも高カロリーなものが多いのに驚かされます。
お正月の代表的なお料理である「おせち料理」。一見、和食でカロリーが少ないようにも思われがちですが、例えば「栗きんとん」の場合、わずか栗2粒のカロリーが170キロカロリーもあり、これは切り餅1枚(160キロカロリー)を超えるカロリーです。また黒豆や伊達巻きといったメニューも少量で高カロリーなのが特徴です。このようなおせちに加えアルコールの摂取量も増えることから、「毎年正月を過ぎると体重が増加してしまう」と悩んでいる方も。
平均の体重増加は1・7キロ ご飯77杯分も
誰しもが悩みを抱える「正月太り」ですが、一体どのぐらい体重は増えるのでしょうか。いくつかの調査がありますが、ある調査では「増加した体重の平均は1.7キロ」とのこと。これは小さなお茶碗1杯のお米(160キロカロリー)に換算すると、何と77杯分に相当するそうで、正月太りをした人の約9割が「お腹が太った」との回答を寄せています。
このような悩みを持つ方が多いためか、毎年正月明けの雑誌記事などで「正月太り解消ダイエット」の特集が組まれると、その雑誌の売り上げが伸びるとも言われています。
ダイエットは焦らず「運動と適度な食事制限」で
さて、増加した体重をいかに戻すか。「食べ過ぎたので厳しくカロリー制限をして…」という方がいますが、極端なカロリー制限は大事な筋肉の量を減らしてしまうことになるほか、摂取できる栄養分も失い栄養不足に陥り危険です。
筋肉が減ることにより、これまで以上に「やせにくく太りやすい」体質になってしまいます。
お正月太りの解消には、厳しいカロリー制限ではなく、身体を動かす運動で「筋肉を鍛える」+「無理のない食事の制限」を組み合わせていくことが結局近道となります。
特に中高年の場合は、加齢とともに筋肉量が減っているため、ここに極端なカロリー制限をすると、さらに筋肉量が落ちてしまうため寿命を縮める可能性もあります。「急がば回れ」の精神で、まず運動、そして適度な食事制限でお正月太り解消を目指しましょう。