2014/03/04 【明日を楽しむレシピ】
テレビで取り上げられたことで有名になった伊豆のご当地グルメである「わさび丼」。行列ができるほどの繁盛を見せているそうです。一体どのようなどんぶりなのでしょうか。また、わさびの辛みを出すおろし方のコツや、わさびを使った応用メニューもご紹介します。
テレビで話題! 伊豆のご当地グルメ わさび丼
とってもおいしいと評判の伊豆のわさび丼。わさびは「香り、辛み、甘み」と3ステップで味わうのがポイントだそうです。静岡県賀茂郡河津町にある「わさび園かどや」というお店で出されるわさび丼は、わさびとかつおぶしを使ったシンプルなどんぶりですが、日本人の心を震わせるとてもぜいたくなどんぶりのようです。わさび園かどやで出されるわさび丼は、食べる前に自分でわさびをすりおろします。食べ方もとても粋。中央に乗せたわさびにかからないようにしょう油をかけ、ご飯とわさび、かつおぶしを混ぜて食べるそうです。ツーンと辛みがきた後に、まろやかな甘みがきて、この上ないおいしさ。静岡県だけでなく、長野県にも「大王わさび農場」というところがあり、レストランで「本わさび丼」が味わえます。
わさびのおいしいおろし方
ところで、わさびのおろし方をご存知ですか? まず茎の部分を1cmくらい残して切り落とします。続いて、根の外皮の黒いところも取ります。そしていよいよおろし器を使ってすりおろします。目の細かいおろし器がおすすめだそうです。茎のほうから円を描くように、軽くおろすのがポイントです。
辛みを引き立たせたい場合には、わさびのアクを取るために、少量の白砂糖をおろし器にセットし、その上からするとよいそうです。辛さだけでなく、香りも引き立つそうですよ。
わさびの応用料理
わさびは定番のお刺身と一緒に食べる方法のほかにも、アボカドや納豆と混ぜてサラダ風にしたり、鶏肉や牛肉のステーキに添えて食べたり、スパゲッティに入れたりとさまざまな応用の仕方があります。また、マヨネーズとしょう油にわさびを混ぜ合わせれば、野菜や肉など何にでも使える万能ソースができあがります。ちょっとピリ辛の和風の味が楽しめることでしょう。
またわさびの花芽をうまく使った「花めし」のレシピが、大王わさび農場のサイトで紹介されています。刻んだわさびの花芽を塩で軽くもみ、そのまま熱湯をそそいでフタをしておき、冷めるまで待ちます。そうすることにより辛みと香りがしっかりと出ます。そして、しょう油と酒で炊いた茶飯に、固く絞った花芽を混ぜれば完成です。香りがよく味わい深い素朴なご飯になりそうですね。
参考