2014/06/11 【アンチエイジングのレシピ】
2013年の11月に行われたサントリーウエルネスが行った調査結果を見ると、シニア世代と呼ばれる50~70代の人たちの生活や健康についての意識がよくわかります。高齢化の割合が増える中、シニア世代の生活習慣や趣味についても調査が行われ、とても興味深い結果が出ています。今回は、調査の中でも、注目の内容を取り上げてみます。
友人の数は平均約16人!
本調査は、50~70代のシニア世代2万6,000人に対して行われた大規模な調査で、皆さん、体力、気力ともに若いことが結果として出ています。その趣味の数や内容などを見ると、若さをキープできる秘密などもわかります。
一番驚きなのは友人の数です。シニア世代が持つ友人の数は平均して約16人という結果が出ています。年代別に見ると、50代は平均14.4人、60代は平均15.3人、70代では平均18.5人で、年齢が増えるほど友人の数が増える傾向があることがわかります。
さらに、趣味の数についても同様に興味深い結果が出ています。全体では平均して6.5個、50代は5.8個、60代は6.7個、70代は7.3個です。こちらも年を取るごとに趣味の数が増えていく傾向が読み取れます。
シニア世代はどんな趣味を楽しんでいるか
この多数ある趣味の中身は、どのような内容になっているのでしょうか? 具体的には、地域の社会活動、旅行などのレジャーのほか、インターネットのブログやツイッターなども趣味として出てきたそうです。他にもカラオケやネットカフェなどで、一人で気兼ねなく過ごすという楽しみ方もされているようです。
さらに注目なのは、友人同士の交流の場としてゲームセンターが多いという事実です。特に人気なのはメダルを使うゲームで、合間にお茶をしたりお弁当を食べたりして仲間と雑談して過ごすなどして楽しまれているそうです。
最近では、スマートフォンやタブレット端末などを使いこなし、ツイッターなどのソーシャルネットワークを利用して社交している人も増えているといわれています。ある高齢者向けのソーシャルネットワークサイトでは、一日に100件ほどのイベントが行われているという驚きの事実もあります。
趣味や仲間と共に楽しい時間を過ごし、若者世代の流行にもついていき、健康や美容に対しても意識を強く持つアクティブなシニア世代。年を取ることが決してイコール「老化」とも一口にはいえないようですね。