2014/10/31 【明日を楽しむレシピ】
秋といえば秋刀魚(さんま)。さんま料理といえば塩焼きですね。香りがよく、ジュージューとあふれる脂にほどよい塩加減。旬のさんまのおいしさがぎゅっとつまった味わいはまるで芸術作品のようです。
けれど、ときには趣向を凝らして、いつもとは違うさんま料理を試してみるのも楽しそうです。今回は、塩焼き以外のおいしいさんまの調理アイデアを紹介します。
定番料理のアレンジ
さんまの定番料理といえば塩焼きのほかに蒲焼きがあります。まず最初のアイデアは、この定番料理をアレンジした料理レシピです。さんまの蒲焼きのタレには、通常、醤油やみりん、砂糖、酒などが使われますが、そこにたたいた梅干しを入れても、梅の酸味がすこし重めの蒲焼きにうまく合って、さっぱりとした味わいになります。また、あっさりとした味わいがよければポン酢。しょうがや鷹の爪、酒や酢などを合わせてポン酢煮にしてもいいでしょう。
さんまの竜田揚げも定番料理です。鷹の爪や豆板醤をタレにまぜれば、ピリ辛の竜田揚げになります。
ちょっと変わったさんまの調理アイデア
では、次は「これってさんまに合うの?」というちょっと変わったさんまの調理アイデアをお届けします。まずは「さんまのトマト煮」。
材料は、生のさんまと玉ねぎ、にんにく、カットタイプのトマト缶、そして洋風スープの素や白ワインなどです。圧力鍋で作るこのさんまのトマト煮は、洋風メニューとしてとても斬新なアイデアといえそうです。
また、「さんまのマリネ」というアイデアも。ミニトマトやセロリ、ローリエなどにさんまを漬けこんで、オリーブオイルとにんにくスライス、赤唐辛子、レモンスライスを合わせたマリネオイルに漬けるというものです。非加熱で、和えるだけなので簡単に作ることができますし、おもてなし料理としても重宝しそうです。
「さんま梅しそロールフライ」はさんまとは思えない斬新な料理です。さんまを3枚におろしたら大葉を乗せ、種をとりたたいてほぐした梅干しとグリーンアスパラガスを大葉の上に置き、さんまをくるりと巻いてつまようじでとめます。それに小麦粉と卵、パン粉の順でつけて油でじっくりと揚げて完成。レモンやすだちをかければさっぱりおいしい料理が完成です。
この秋、新しいさんま料理に挑戦したいものですね。