2015/04/01 【明日を楽しむレシピ】
近年、孫に対するコミュニケーションの取り方は変化したといわれています。そこで、今回は従来の付き合い方との違いや、祖父母側の関心について見てみましょう。
友達感覚で孫と付き合う
「おじいちゃんやおばあちゃんは孫に甘い」というイメージがある人は多いと思います。事実、孫が祖父母に甘え、祖父母が孫を甘やかすのは一般的な付き合い方といわれていました。しかし、近年はその傾向が変化しており、単におもちゃ絵本、ほしいものを買ってあげるということから一緒の時間を共有する友達感覚で付き合う人が増えたといいます。
孫とコミュニケーションを取ることで、「自分も刺激を受ける」と感じる人は少なくありません。孫育てや孫ケアを担う家族の一員であるとともに、自分自身が楽しいという理由から、自ら積極的に遊ぶ関係性に変化しているのです。
また、「孫育てを手伝うことで娘(嫁)を助けるため」「自分の子どもの家族を助けたい」と考える人も少なくありません。コミュニケーションを取ることで、家族全体の結びつきを深めようと考える人も一定数いるようです。
国内旅行や食事に関心がある
多くの人が孫とコミュニケーションを取る機会を増やしたいと考えています。では、孫との時間を共有している人たちは、どのようなことに関心があるのでしょうか。
一番の関心ごとは国内旅行ですが、家族3世代で出かけたいという人は少なくありません。男性よりも女性のほうが旅行に対する関心は高く、出費がかさんでも構わないと考える人も多いようです。
孫と一緒に食事を楽しむのもよいでしょう。こちらも3世代で食事をしたいという意見が多いです。いつもよりぜいたくをしてもよいと考えているようで、お金をかけて外食を楽しんでいる人もいます。
孫と一緒にテーマパークへ行きたいという人もいます。こちらは頻繁に訪れるものではないかもしれませんが、孫と貴重な時間を過ごせるはずです。
孫と一緒に過ごすのは、友達と遊ぶような感覚だという人が増えました。どのようにコミュニケーションを取ったらよいか考えている人は、一緒に食事や旅行を楽しんでみるとよいかもしれません。
離れて暮らし、たまにしか会えない祖父母との楽しい時間を持つことにより、孫にとっても家族のつながり、絆を感じる機会になりますね。