2016/12/26 【お墓と供養】
2016年もいよいよ残り少なくなってきました。年賀状や大掃除の準備など、新年に向けてやることは山積み、どこか落ち着かない忙しない気分になりますね。まさしく「師も走る」師走です。
でも、こうした昔からの風習をきちんとこなすことが、清々しい晴れやかな気持ちで新年を迎えるポイントにもなっているのではないでしょうか。
<お正月のお墓参りで新たな一年のスタートを>
皆さんはお正月にお墓参りをされていますか?
最近は、元旦や三が日の間、あるいは松の内(お正月の飾りつけをしている間)と、いわゆる新年の挨拶としてお墓参りをされる方が増えています。
「おめでたいお正月にお墓参りは縁起が悪い」という方もいらっしゃるようですが、お墓はご先祖様が眠る場所。決して縁起が悪い場所ではありませんし、お墓参りに適さない日というものもありません。
お正月に一年のけじめとしてお墓参りをするのは、ご先祖に一年の報告と感謝をし、新年の挨拶をするとても良い機会です。
また、お墓に向かって手を合わせることで、落ち着いた気持ちになり、自分自身の反省や、新たな年への抱負を心の中で確認することもできます。
いわばお墓参りは「一年のスタートのよいきっかけ」にもなるのです。
<地方や宗派の習慣を聞いてみましょう>
地方や宗派によっては、大晦日に行くという決まりがあったり、あるいは正月三が日中に行けばよいなど、それぞれ習慣があるようですのでそれに従ってもよいでしょう。
年内中にお墓の掃除をして、ご先祖にもきれいな墓で気持ちの良い新年を迎えてほしいという風習もあるようです。
また、寺院や霊園によっては年末年始だけの開門・閉門の時間を設定している場合がありますので、あらかじめ確認してからでかけるのがよいでしょう。
お正月を機会に親戚が集まったり、子供たちが帰省するというご家庭も多いかと思います。ご家族みなさんでぜひお正月のお墓参りにお出かけください。