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カルチャー情報

「ママ振り」をご存じですか?

2017/02/13 【カルチャー情報】

 

まだ今年の成人式が終わったばかりですが、最近では高校3年生になる春には呉服店や写真館などからダイレクトメールが届き始めると言われています。

特に女性の場合は振袖を誂える場合は時間がかかりますし、レンタルでも人気の柄は一年以上前から予約が埋まっていくそうで、年々その準備は早くなっているようです。

 

<お母様世代の振袖を娘さんが着用>

ところで「ママ振り」という言葉をご存じですか。お母様が着用された振袖をお嬢様がもう一度着られること、つまりママの振袖を着ることを略し「ママ振り」と呼ばれています。

ママ世代の成人式が行われたのは昭和50年代終わりから平成の初めごろ。日本経済も安定し、豪華な振袖や帯が出回った時代でした。扇や御所車のようなおめでたい模様で色柄も赤、金、黒など重厚なものが好まれたようです。

また昨今では手に入らないような職人技、凝った意匠に出会えるのもママ時代の振袖の魅力です。

最近のものはピンクやオレンジなどポップで華やかなものが多く、その中で「ママ振り」の古典的な模様はかえって個性的で高級感もあり友達に差をつけられることから、ここ数年、人気が高まってきました。

また若いお嬢様たちも良いものを見る目が肥えてきたのかもしれませんし、なんといってもゼロから誂えるよりはコストが抑えられることも魅力です。

 

<小物だけを新たに揃えて現代調に>

もちろんサイズや好みがあえばそのまま着てもかまいませんが、最近、流行しているのは小物のみ現代の物に変えて帯結びも現代風にする着用方法です。

帯揚げや帯締め、半襟といった小物をポップな色柄にするだけで、見違えるほど現代風になりますし、草履やバッグ、髪型、髪飾りなどでも工夫できます。

サイズが合わない場合は、早めに悉皆(しっかい 着物のお手入れ全般。しみ抜きや洗い張り、仕立て直し)に出せば体型に合わせて直してもらえます。

また、ママ振りで写真撮影だけ事前に行う、いわゆる前撮りをされる方もいます。丈が合わない、汚れがある、といった場合でも写真ならばカバーができることが利点です。

 

最近は「荒れた成人式」ばかりがニュースになってしまいますが、その反面でこうして縁あるものを大切に次の世代が着ていくという、新しいムーブメントがあることはとても喜ばしいことですね。なぜその柄を選んだかなどのエピソードも語り継がれていければ素敵です。

祖母、母から子へ、孫へと引き継いでいけるのも着物の良さ。ものを大切にする心も一緒に引き継いでいきたいものです。

 

 

 

 

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