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明日を楽しむレシピ

新元号の引用元となった万葉集あれこれ

2019/04/16 【明日を楽しむレシピ】

 

4月1日、新元号「令和」が発表になり、いよいよ5月1日からは新しい元号での生活がはじまります。万葉集の巻五「梅花」の大伴旅人(おおとものたびと)の序文からとったものです。元号では初めて漢籍(漢文で書かれた書籍)ではなく、日本の古典から引用されたということで話題になっており、書店では万葉集の売れ行きも伸びているようです。

 

<日本最古の古典といわれる万招集>

古事記、日本書紀、万葉集記紀万葉を合わせて(ききまんよう)という呼び方をされることがあります。「古事記」「日本書紀」「万葉集」はいずれも7世紀~8世紀にかけて完成された歴史書、和歌集であり、いわば日本最古の「古典」になります。

古事記は、稗田阿礼(ひえたのあれ)と太安万侶(おおのやすまろ)が編纂し「国内向けに天皇家の歴史を示したもの」とされています。日本書紀は舎人親王(とねりしんのう)ら多数の人々の手によって編まれ「国外に向けて日本をアピールしたもの」とされています。

そして今回主役の「万葉集」は、天皇、貴族から下級官吏、防人(さきもり)など、さまざまな人が詠んだ歌を4500首以上も集めたものです。

万葉集の有名な歌人としては今回元号に引用された大伴旅人をはじめとし、大伴家持、額田王、柿本人麻呂、山部赤人、山上憶良などがあげられます。一度は古文の授業で目にしたことがある人名ではないでしょうか。

万葉集を元歌として「百人一首」に収められたものも多く、私たちに馴染みの深いものもあります。

【春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香久山】(百人一首)

【春過ぎて 夏きたるらし 白妙の 衣干したり 天の香久山】(万葉集)

などが有名ですね。

 

<おおらかに自然を愛した万葉人の様子が伝わってくる歌集>

万葉集の歌は、「雑歌」「相聞歌」「挽歌」に分類されています、雑歌は宴や旅など折々の歌、相聞歌は親子や兄弟、友人などの親しい間柄の歌ですが、いわゆる「ラブレター」も多く存在します。「挽歌」は、今日でもよく使われる言葉ですが、死に関する歌です。

「万葉」という意味は「葉」は「世」、時代という意味であり、万世まで伝わるようにとの願いが込められていると言われています。

人々がおおらかに生き、自然を畏敬しつつも美しいものと讃美していることがよくわかる、人間味のある歌集ともいえます。家族間や恋人同士の感情もストレートかつ情緒豊かに歌われています。

この機会にたくさんの現代語訳や解説書も多く出版されるようです。ぜひお気に入りの一冊を見つけてみてください。

 

 

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