2021/07/30 【快適くらしのレシピ】
人生100年時代と言う言葉をよく聞きます。
これは単純に寿命が延びているということだけでなく、それだけ自分が長生きをする前提で、働き方、ライフプラン、そして終活といったこれまでとは異なる新しい人生設計の必要性を意味しています。
<政府の政策にも反映された「人生100年時代」>
「人生100年時代」はロンドン・ビジネス・スクール教授のリンダ・グラットンとアンドリュー・スコットがその著「LIFE SHIFT」の中で提唱した言葉です。
同著では、世界的に長寿化が進む中で、先進国では2007年生まれの2人に1人が100歳を超えて生きる「人生100年時代」が到来することを予測しています。
日本でも2019年の女性の平均寿命は87.45歳、男性は81.41歳と男女ともに80歳を超えており、まさに100年の人生を生きる時代に入っているといえます。
我が国でも、2017年9月に、人生100年時代を見据えた「人生100年時代構想会議」が政府内に設置され、2018年には「人づくり革命基本構想」発表されるなど政策への反映も進められています。
<後半戦の人生をプランニングする>
人生70年、80年といった時代には定年退職後は「余生」でしかなかったかもしれません。しかし、人生100年時代ではちょうど定年退職で「人生の後半」を迎えることになります。後半の人生、時間の余裕がある中で、「働く」「引退する」という単純なライフステージではなく、もっと柔軟な生き方を模索することが必要とされています。
一言で人生100年を幸せに生き抜くと言ってもその要素はさまざま。もちろんお金やモノも必要ですが、「心」と「身体」の健康があってこその長寿社会と言えるでしょう。
映画やドラマでも、スポーツでも、後半戦が面白い。人生の後半戦のプランニング、ぜひすすめてみてください。