2013/05/29 【明日を楽しむレシピ】
現代社会はストレス社会でもあります。一人心を落ち着かせる時間はなかなか取れません。自分自身と静かに向き合いたい時は、座禅を行うことをおすすめします。日常の雑踏から離れ、瞑想にふける坐禅は、リラックス・ストレス解消・癒しの効果があり、若い女性にも人気の趣味です。早朝はもちろん、会社 帰りの時間帯にも開催している坐禅会もあり、忙しい人も無理なく始めることができます。静かな場所で精神統一ができて、リフレッシュすることができます。
主に座禅には2つの意味があります。問題解決のための座禅(禅問答・自己解決)と、坐禅自体が目的(精神集中・ひたすら坐る)です。坐禅の目的も宗派やお寺によって異なります。初心者向けの説明会や体験会を開いているお寺も多数あるので、自分の目的を考えて、寺院選びをしましょう。
今日から、座禅を始めませんか
座禅はお寺でなければできないものではありません。自宅でも、会社でも行うことができます。忙しい方のために自宅で行う座禅を紹介します。
■服 装&準備する物
服装は、体をきつく締めつけないものがよいでしょう。スーツを着ている場合は、上着を脱いだり、ネクタイやズボンのベルトをゆるめましょう。アクセサリーはもちろん、靴下やストッキングもはずしたほうがベストです。女の人はスラックスなどがベストですが、その用意がないときは、風呂敷など布を前にかけるとよいでしょう。
座禅は座布団が一枚必要です。正式には、単布団(たんぶとん)あるいは座褥(ざにく)と呼ぶ座布団を敷いた上に、尻当てあるいは座蒲(ざぶ)という直径30cm、高さ15cmくらいの丸い座布団を置いて座ります。
■足の組み方
基本、座禅は足を組みます。組み方には両足を組む結跡朕座(けつかふざ)片足だけを組む半跡朕座(はんかふざ)の二通りがあります。結跡跣座が難しい人は半跡跣座でもよいでしょう。足を組むことで、気持ちを集中させる意味があります。
■所要時間
一般的に座禅は、「一しゅ」といって、線香一本が燃え尽きる時間(約40分~1時間)を一回とします。ですが、初心者の方が、1時間も座り続けるのは難しいでしょう。最初は5分~10分ぐらいでも問題ないです。座布団の上に座り、心と落ち着かせましょう。
注意点ですが、食後すぐや空腹時、疲れているときは行わない方がよいでしょう。集中が難しいからです。その時間以外は、朝でも夜でも自分の都合の良い時で構いません。不安、心配事、人間関係……私たちはいろいろなストレスに囲まれて生活しています。心配事は一時放っておきましょう。頭だけでなく心も空っぽにできるのが座禅なのです
座禅会を行っている寺の紹介
●曹洞宗 http://www.sotozen-net.or.jp/
●臨済宗・黄檗宗 http://www.rinnou.net/