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曹洞宗 香川山玄珊寺 ( げんさんじ )は、天正九年(1581年)、現在の 茅ヶ崎市 香川の地に創建されました。開山は冷室長厳(れいしつちょうごん)大和尚、藤沢市大庭にあります宗賢院の第四世住職でありました。開創当初は禅修行のための草庵であったと想像されます。
天正十二年、当地の地頭であった本間李忠(ほんますえただ)候が長久手の戦いで戦死し、その菩提を弔うため、伽藍をたて、寺領を寄進しました。李忠候の戒名は「金剛院殿樹心玄珊居士」、現在は本堂裏手の墓地に本間家の墓所がございます。
ちなみに、玄珊寺本堂は西向きというめずらしい建て方がされていますが、これは合戦の地でありました長久手を望んでいるためと伝えられています。
当時より香川の村は平坦で田畑多く、その村の中心地に建てられた玄珊寺は、村の名前がそのまま山号になるほどに村と寺の結びつきが強かったようであります。
正面左に安置されているお姫子育て地蔵尊は、元文三年(1738年)、本間家10代季忠元左衛門が早世した娘の菩提を弔うために造立したもので、当時よりお姫地蔵と呼ばれておりました。以来子供を守る子育て地蔵としても親しまれ、今でも多くの方に参詣されています。
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