2013/11/28 【明日を楽しむレシピ】
日常の忙しい時間から解放される旅行。好きなところを回って、食べたいものを食べて……。
とはいえ宿泊先を決めているのであれば、指定された時間までに宿泊先まで行ってチェックインが必要です。「もっと自由な旅がしたい」という方に人気なのが、車に泊まりながらの車中泊旅行です。最近では車中泊用グッズも豊富で、車の中でも快適に寝られるような環境も整ってきました。お金をかけずに自由な旅を実現する車中泊旅行。今回はその魅力と注意点などを見ていくことにします。
パッケージ旅行のデメリットは、思う存分自由時間がとれないこと
旅行と言えば、出発から帰着までの交通機関、宿泊先、立ち寄る観光地など全てスケジューリングされたパッケージ旅行を利用される方が多いかと思います。
しかし皆さんはこんな経験ありませんか?
「立ち寄った先が素晴らしくてもっと時間をかけて観光したかった」、「移動中に見かけた温泉に入ってみたかった」などなど。パッケージ旅行の場合、行程中の予定が全て時間で区切られているので安心感を得られる半面、ほとんど自由行動がとれないのがデメリットになります。
時間を気にすることなく「自由気ままな旅」を満喫できる車中泊旅行
このようなパッケージ旅行に対して、車中泊旅のメリットは「時間に拘束されず、自由気ままな旅行が満喫できる」ということに尽きます。旅の途中で気に入った観光地があれば、思う存分時間を費やすことができます。走行中に見つけた小さな温泉に立ち寄ったり、地元の方しか行かない食堂でお昼を食べたり……。宿泊先は自分の車なので「今日は疲れたからこの辺で泊まろう」といえばまさにそこが宿泊先。時間に追い立てられる日常を離れ、良い意味での「気ままな感じ」を楽しめます。
快適な車中泊を実現するためのグッズも充実
宿泊先といってもそこは車ですから、いくらシートを倒しても凹凸があったり、四方が窓なのでプライバシーを守れなかったりと宿泊をするには課題も多いと言えます。しかし最近では快適な車中泊を実現するため、シートの上に乗せ凹凸を吸収するエアーベッドや目隠し用のカーテン、持ち運び可能な電源など様々な種類のグッズも販売されています。
また、ある自動車メーカーは、ミニバン型小型乗用車に車中泊パッケージを用意するなど、自動車メーカーとしても新しいライフスタイル1つとして提案を始めています。
トラブル回避のためにも事前の情報収集が大切
ここまで読んでいただいて車中泊に興味を持たれた方も多いかと思いますが、車中泊旅行の増加に伴い、禁止場所で車中泊して問題になったり、ごみ放置などのマナー問題などのトラブルも発生しています。現在インターネット上には車中泊に関する様々な情報がありますので、予め注意点を確認しておくことが重要です。また「車中泊の作法」や「ミニバン車中泊バイブル」、車中泊を楽しむ雑誌「CarNeru(カーネル)」といった書籍から情報収集する方法もあります。「車中泊のみの旅はちょっと辛そう…」という方は、車中泊をしながら時々旅館やホテルに泊まるという「車中泊+旅館・ホテル」というところからデビューしても良いかもしれません。