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お墓と供養

開眼式は東大寺大仏から始まった

2014/07/02 【お墓と供養】

 

仏教では新しくお墓を建てたときや、仏像を作ったときなどには、魂入れをします。この魂入れのことを「開眼(かいげん)」と呼び、「開眼式」という儀式の中で行われます。この開眼式が日本で初めて行われたのは、奈良・東大寺の大仏についての開眼供養だったと伝えられています。その壮大なスケールの開眼供養は、数々の歴史書から知ることができます。

 

開眼式とは

 

手を合わせて拝む、礼拝の対象とするために、石や木、紙などに対して執り行われる開眼。魂入れを行うことで仏や霊などが宿るとされます。仏像の場合、最後に僧が目を書き入れるのが通例となっています。開眼式は魂入れ、入魂式、入仏式、お霊入れなどともいわれ、その呼び方は宗派や地方によってさまざまです。
お墓を建てる場合、墓石に線香やろうそく、食べ物などをお供えし、住職による読経、納骨法要などが行われ、終了後は皆で会食をするというのが一般的な開眼式です。
開眼はお墓や仏像だけでなく、位牌に対しても行われるもので、開眼供養をすることで家の中のいつも身近なところで亡くなった家族を供養することができるようになります。

 

日本初の開眼式は、東大寺大仏の開眼供養会

 

この開眼供養が日本で初めて行われたのは奈良の東大寺でした。752年(天平勝宝4年)4月9日に東大寺の廬舎那仏(るしゃなぶつ)に対して開眼供養の儀式「開眼供養会(かいげんくようえ)」が執り行われたのです。
奈良時代の正史といわれる「続日本紀」や平安後期に成立した東大寺の記録「東大寺要録」によれば、この開眼供養の日には孝謙天皇が東大寺に行幸し、天皇自ら文武官人を引き連れて供養の斎食を設け、盛大な法会を行ったといわれています。


開眼の導師をつとめたのは、南インド出身のバラモン僧、菩提僊那(ぼだいせんな)で、「華厳経」が講読せられたそうです。そして約200mにも及ぶ太い縄紐が筆となり、大仏に目が書き加えられたといわれています。
当日はまるで元日の儀式のようで、楽器による演奏や歌舞などが繰り広げられたと伝えられています。その様子のすばらしさは、書き記すことがむずかしいほど盛大で、いまだかつてこのような斎会はなかったともいわれています。

この東大寺大仏の開眼供養の後に、各寺院で開眼供養が行われることになりました。最初の開眼式はこのように壮大なものだったのですね。

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