2013/04/26 【明日を楽しむレシピ】
2012年5月に完成した電波塔「スカイツリー」。634mの堂々とした姿は埼玉・千葉からも拝むことができる東京の新しいシンボルマークになりつつあります。2013年3月にはスカイツリーの展望台を訪れた人が500万人を突破しました。関係者によるとこの数字は当初の予想よりもだいぶ早く達成したようです。スカイツリー効果の余波はその近隣のエリアにも波及しています。墨田区近辺のお店や飲食店は完成前に比べて売上が好調を維持しているようです。墨田区による試算では、スカイツリーの来場者らの消費がもたらす経済波及効果は約880億円にのぼるそうです。
商いをする周辺の人々からは経済効果を実感しているという声が多く、そういった声がよく聞こえてくるのが浅草です。かつては東京随一の繁華街だった東京・浅草が昔の活気を取り戻しつつあります。浅草には、スカイツリーの鑑賞ポイント&浅草観光という人気コースがいくつも登場しています。そこでぜひ観てもらいたい、行ってもらいたい浅草の魅力をご紹介します。
●「浅草駅」
東武伊勢崎線(愛称・東武スカイツリーライン)始発駅の浅草駅。スカイツリーの完成に合わせて駅ビルがリニューアルし、外観は80年前の開業時の姿を彷彿とさせるノスタルジックな構えに変わっています。時計塔も開業時のデザインを参考にリニューアルしています。シニア世代にはきっと郷愁を誘うことでしょう。
●「仲店通り」
浅草の定番の観光地で、雷門から宝蔵門へと続く、250m余りの参道。映画「男はつらいよ」でもおなじみの舞台。雷おこしや人形焼きの銘菓店、みやげ物店などが両側に軒を連ね、毎日が縁日のような活気に満ちています。近年は、スカイツリーを模した人形焼きやかき氷など、名物の食べ物も新たに登場しています。仲見世通りでは建物の間からのぞくスカイツリーは絶景で、カメラを向ける人が急増中。スカイツリーの格好の撮影スポットになっています。また閉店後の「シャッター絵巻」も必見です。浅草は平日でも連日に賑わいをみせています。
●「水上バス」
東京湾や隅田川の優雅な船旅が楽しめます。近年は、漫画家の松本零士氏がプロデュースした豪華な船体「ホタルナ」が登場。一度観たら忘れられない近未来スタイルの外観は要チェック!水上バスから眺めるスカイツリーも実にいいものです。さらに毎年7月末には隅田川の花火大会が行われ、船上から花火を観る人で大いに賑わいます。浅草を訪れたらぜひ水上バスに乗船してください。