2013/07/01 【明日を楽しむレシピ】
5年前まで、アーチェリーは競技人口の少ないマイナーなスポーツでした。しかし、アテネオリンピックの山本博選手や、ロンドンオリンピックのアーチェリー選手のメダル獲得によって、近年アーチェリーにチャレンジしたいという人が増えています。アーチェリーは、年齢や体力に関係のないスポーツです。自分の体格にあった弓矢を使用すれば、誰もが同じように矢を放つことができます。
●アーチェリーのルール
アーチェリーとは、弓と矢を使って、数十メートル先の的上(的)の得点を争う競技です。ルールは実に単純明快。的の中央ほど点数が高く、中央から外れれば点数が低くなります。競技者が全員同じ本数の矢を放ち、一番点数が高い人が勝ちというルールです。このように全員で同時に同じ本数の矢を射つ試合が主ですが、1対1の対決によるトーナメント式の試合もあります。
アーチェリーで勝利するためには、筋力・体力はもちろん、並はずれた集中力、自分の心に負けない精神力が勝敗の鍵となります。日本では、主に「ターゲット」「フィールド」「インドア」の3競技が行われています。いずれも2年に1回、世界選手権大会が開かれ、オリンピックでは「ターゲット」が競技種目となっています。
●アーチェリーの魅力
真っ青な空の下で、矢を射つ感覚は一度味わうと、その魅力の虜になります。大学から始める人も多く、20歳から競技を始めて世界大会に出場する人もいます。また、アーチェリーには「精神統一」と「集中力」を身につけることができるスポーツです。そのためアーチェリーを始めてからテストの成績が飛躍的に向上する人もいます。精神統一し、集中力を高めることで頭の中にスラスラと知識が入ってくるという人もいます。
なにかとストレスの多い現代社会ですが、雑念を払い10センチの的を射抜くことだけを考えて矢を射ると、心身共にリフレッシュされます。また、競技者の年代が幅広いので、10代からシニアの方まで、さまざまなメンバーと知り合うことができます。
アーチェリーは年齢、体力を問わない実に楽しいスポーツです。競技スタイルも多彩で、学生時代の部活動はもちろん、シニアになっても生涯続けられるスポーツです。的を射る感動はアーチェリーの醍醐味です。さあ!生涯スポーツとしてあたなもアーチェリーに挑戦してみませんか?