2013/07/20 【お墓博士の一言】
最近大きな見出しで「墓地不足」という記事がマスコミに掲載されているのを見て、少々びくりしました。確かに首都圏でいえば交通の便がよく、自宅から30分以内で、且つ安価でという条件では難しいかもしれません。
しかしちょっと郊外に出れば、花がいっぱい咲く空気のよい、精神の触れ合いの場としてふさわしい雰囲気を持った、比較的安価な墓地がまだまだたくさんあります。 近間に良い墓地がないから樹林墓地や納骨堂にしようとお考えの方もいらっしゃると思いますが、お墓は単なる遺骨の預け場所ではありません。そこに集い、故人を偲び、故人の人柄や人間性や徳を偲び、子供たちに家族の歴史を語り継ぐ大切なところです。そこに集い、感謝し、反省し、先祖を敬う心を育む大切な所です。 納骨堂の前に子供たちを並べて、故人や先祖を語れるでしょうか。その佇まいがあるでしょうか。
利便性だけを考えると、家から近い墓地は確かに便利でよいと思いますが、お彼岸やお盆や、故人の命日に家族そろって郊外の墓地へドライブするのもよいのではないでしょうか。 車中で故人を偲び、語らうことはとても良い供養になりますし、家族の絆を深める良い機会にもなります。
全優石ではホームページで墓地紹介も行っております。この世の住まいは購入後転居される方も多くいらっしゃいますが、あの世の住まいのお墓の買い替えはほとんどありません。 それだけに家を購入するときと同じ様に情熱を傾けて何か所かご覧になることをお奨めします。