2013/09/18 【お墓博士の一言】
供養産業に携わる墓石業界団体の一つである日本石材産業協会が一般社団法人日本記念日協会に申請していたもので、去る8月15日に秋分の日を《お墓参りの日》とすることが正式に認定されました。
秋分の日は、もともと国民の祝日に関する法律で「先祖を敬い、亡くなった人を偲ぶ日」と定められていますから、「お墓参りの日」として登録認定されたことは目的が明確となり、とても良いことだと思います。
お彼岸(秋分の日と春分の日)に何故お墓参りをするのでしょうか。それは太陽が真東から出て西方極楽浄土のある真西に沈む日であり、昼と夜の長さが同じになる日であることから、この世とあの世、迷いと悟りが接する日として西方浄土に生まれた御先祖様を偲び、今日の自分があることを感謝し、自分も彼岸に到達できるよう日頃の行いを反省する為にお墓参りをするのです。
ですからぜひぜひお彼岸の期間中(中日を挟んで前後3日ずつ一週間)にはご家族揃って、特に幼児期のお子さんを連れてお墓参りに行っていただきたいと思います。そして自らの日々の行いを省みると共に、お子さんに日本人の心の原点でもある「今日あるのはご先祖様のお蔭げ」であることを諭し、感謝する心、人を思いやる心、命の大切さを教えてあげてください。さすれば次代を担うあなたのお子さんは、いじめなんかしない立派な人として成人されることでしょう。