2013/05/31 【お墓博士の一言】
小・中学校でのいじめ問題が毎日のように報道されています。その件数は、判断基準や報告の仕方で大きく変わるようで、年間4万件という報告もあるし半年間で14万件という調査結果も報告されています。
学校側は都度厳重に注意、指導しますと謝罪してますが、これでいじめが無くなるとは思えません。 私は小学校へ入学する前の情操教育に答えがあると思っています。
即ち、0才から5歳までの教育が、人としての正しい心を持つか否かに大きく関わっていると思います。 0才や1歳児では、何もわからないのではないか…と思われるかもしれませんが、そんなことは決してありません。 生まれたての目の開いていない動物を抱きしめて育てると、ライオンであろうとゴリラであろうと、その人を親と思い慕います。
ましてや人間の子供です。胎児の時から親の行いや環境をちゃんと感じているのです。 「親切」「思いやり」「感謝」「誠実」「努力」といった世界に誇れる日本人の心をこの時期に教えなければいけないのです。 それを怠って小学生、中学生になった子供に、いじめはいけないことだよと言っても「はい分かりました」にはならないと思います。
どうやって教えればよいのか。難しく考えることはありません。お墓詣りに幼児の時から必ず連れて行くことです。 幼児はお墓詣りの意味を知りません。でも親のすることはよく見ています。 そして今日あるのはご先祖様のお蔭という感謝の心を知るでしょう。命の尊さを知るでしょう。 人が見てないからと悪いことをしてはいけない、お天道様が見ていることを知るでしょう。お墓にはその佇まいがあります。お墓は精神の触れ合いの場です。
「和を以て貴しとなす」という日本人の和の精神を受け継がせる為にも、子供さんをお墓詣りにぜひ連れて行って欲しいと思います。