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- お墓博士(全優石会長 吉田剛)の一言 -

フランスから届いた一通の手紙

2013/06/09 【お墓博士の一言】

15歳で単身アメリカへ留学、その後カナダへの支援留学を経て現在フランスに在住されている一人の日本人女性から一通の手紙が全優石の本部に届きました。

 

その女性は19歳から10年ほどパリで暮らしたそうですが、自分の意志が伝わらない生活に疲れを感じ、ストレスがたまり、アイデンテイテイを失い欠けていた時に、ある小さなお墓が 自分にパワーを与えてくれ、そのパワーで全てをやり直すことが出来たという素敵なお話が綴られていました。

 

パリのお住まいの近くにペール・ラシューズ墓地(パリ最大の墓地・ショパン、ビゼー、アラン、モデイリアーニ、イブ・モンタンなど世界的な著名人が数多く埋葬されている)があり,訪れた ところ日本の墓地とは違って開放的で明るく、そして神秘的な雰囲気が気に入って、もう一度もう一度と足を運んでいる内に、月一回通うようになってしまったそうです。

 

お手紙にはこう書かれていました。『その墓地を訪れる度に何故か吸い込まれるように毎回行き、お祈りをしていたお墓がありました。そのお墓は、小さな十字架が架けられたご夫婦の お墓で、墓石にはマダム&ムッシュの名前と1890年としか書かれていませんでした。そして不思議なことに行くたびに違う人がお水をまいたり、祈ったりしているのです。 アジア系の子連れの方だったり、フランス人夫婦だったり、アフリカ系の中年女性など…。この小さなお墓に眠っている人は誰なんだろう…。なんで毎回違う人がお墓の前に佇み、祈ったり、何かを想ったりしているのだろう。何で私はこのお墓に導かれるように来てしまうんだろう。

 

ある朝たまたま管理人らしき女性に出会え、思い切って小さな十字架のお墓について聞いた。 すると彼女は「このご夫婦は、心が広く寛大で、自分たちの財産を全て恵まれない子や捨て子の為に家を建てたり教育を施し、子供達を育てたご夫婦なの。その為最後は病気で亡くなったけど食べるものもやっとだったのよ」。私はお墓の前で見かけた人達が思い起こされ、心が痛いぐらいにぎゅーっとなり、目が熱くなり、何も言えなかった。 私の心には今でも私を立ち直らせてくれたあの小さなご夫婦のお墓が刻まれています。』

 

何と素晴らしいお話でしょう。お墓はこの世に残された人の心の拠り所であり、亡き人に感謝し、報告する大切な場所、亡き人に語りかけその人が持っていた徳や偉業を称え、その人達を目指して努力する為にも大切な場所なのですね。

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