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御影石について

日本の墓石で最も使われている「御影石」とは?

御影」とは兵庫県の産地名に由来したものです

日本の墓石に使われている代表的な石といえば御影石(みかげいし)です。石材店の広告やパンフレットにも「黒御影石」「白御影石」という表現が使われていることが多いと思います。 この御影石ですが、岩石としての分類では「花崗岩」(英語ではgranite)という名称が使われます。理科や地学の授業で一度は耳にしたことがあるかと思います。
御影石というのは日本だけで使われている名称です。
名前の由来となった御影(みかげ)とは神戸市東灘区にある地名の一つで、旧兵庫県武庫郡御影町の一帯を指します。澤之井という泉があり、神功皇后がその水面に御姿を映し出したことが「御影」という名前の起源とされています。
また、1933年(昭和8年)に建設された神戸市立御影公会堂は、建築当時のままの状態で残されており、映画やテレビドラマ化された野坂昭如原作の『火垂るの墓』の舞台にもなった地です。 大正から昭和初期にかけてこの地で採掘されていた本御影石が、花崗岩の代表的な銘柄として全国にその名前を知られたことで、日本では花崗岩を「御影石」と呼ぶようになったのです。

御影」とは兵庫県の産地名に由来したものです

御影石は、地下のマグマが地殻内の深いところで冷えて固まった結晶質の石材です。
硬く、風化に強く、重さもあり、他の石に比べて吸水率も低いという特徴があります。
耐久性に優れた「丈夫な石」の特徴を活かし、古くから道標や石の鳥居、石垣などに使われてきました。
今日でも墓石をはじめとし、建築物の外壁材や造園、舗道用石材など、構造物に最もよく用いられる、私たちにとって馴染みの深い石材です。
その硬い性質のため加工技術の発達していない時代の石造物には、ごつごつとしたノミ跡が残るものもあります。
しかし現代ではその緻密で硬い特性を活かして、鏡面のように美しく磨き上げる加工が可能となり、細かい細工が施されたり、その美しい天然模様もよく映えるようになりました。

2つとして同じものがない「御影石」

御影石(花崗岩)の特徴のひとつに、石を生成する石英、カリ長石、斜長石、黒雲母、白雲母、普通角閃石などの鉱物の混ざり方が一定ではないという点があげられます。
つまり同じ御影石という種類でも、様々な模様や色のものが採れるということです。
産地によっても違いますし、同じ産地内でも、採石される場所が違うだけで模様や生成物の比率が変わります。
とくに日本は列島の地質が複雑であり、また多くの火山を有していることから多種多様の御影石が産出されてきました。
お墓参りの際に気を付けて墓石を見てみると、黒やグレー以外にも、赤っぽいものやピンク系のものなど様々な色や模様の御影石が用いられていることがわかるかと思います。

日本の代表産地と海外輸入の実際

日本における代表的な国内の御影石と産地は以下のとおりです。
吾妻(福島県)、青葉(福島県)、浮金(福島県)、稲田(茨城県)、真壁(茨城県)、万成(岡山県)、北木(岡山県)、本小松(神奈川県)、岡崎(愛知県)、庵治(香川県)、大島(愛媛県)
昨今は国内産御影石の採石量は減り、その多くは海外からの輸入に頼っているのが現状です。代表的な輸入国は、中国、韓国、インド、南アフリカ、ブラジル、ポルトガルなど世界中に存在しています。

国内の代表的な御影石の建造物

御影石で作られた代表的な建造物は、国会議事堂や迎賓館、日本銀行本店があります。 また東京都庁、東京オペラシティーなどは外壁に御影石を貼り軽量化を図った現代建築ならではの技法で建てられています。 こうした有名な建物でなくても、駅の階段や舗道、路面電車の軌道など、交通量が多く、丈夫で長持ちすることが求められる場所には御影石が多く使われています。天然石なので熱を帯びにくく、日照りが強い場所の舗装にも適しています。 御影石は、墓石から建築物までさまざまな使い方をさている身近な石です。お墓参りに限らず外出時など、ちょっと注意してみるとその色や模様の多様さに驚かれるかと思います。

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