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有名人のお墓

ルソーの墓 1844-1910(ラヴァル)マイエンヌ県、フランス

投獄歴2回。渾名、ドゥアニエ(税官吏)。画家アンリ・ルソー、1844年5月21日、フランス北西部の田舎町ラヴァルに生まれる。アンリが7歳の頃、父親が不動産業に手をだし失敗、家は競売に付され一家は各地を転々とする。図画と音楽のみ優等だった少年は、だが貧しさと両親の芸術に対する無関心のお蔭で芸術家にはならず、法律事務所の見習いの職につく。ところがその19歳の折り、僅かの額の切手を着服し告訴され有罪、禁錮1ヶ月。2年後、パリに出る。ルソー24歳。下宿先の娘クレマンスに一目惚れし、1869年結婚。
1871年パリ市入市税関に就職。渾名はここに由来する。子供は7人生まれたが5人までがことごとく夭逝した。1888年妻クレマンスを結核で失う。現実でも夢でもない彼だけの森と空と人物と風景。彼はひたすら追想のなかに魂を彷徨わす。
1890年、『私自身、肖像=風景』をアンデパンダンテ展に出品。それは高らかな芸術家宣言であった。1893年税関を退職。息子の死、再婚、パリ万博。1903年2度目の妻にも先立たれる。徐々にルソーの絵の愛好家はふえつつあった。そんな矢先、1907年彼は銀行詐欺事件をひきおこす。“正直さと才能”の証しに彼の絵が法廷に提示されたのは、なんとも滑稽で物悲しい一幕だった。
最晩年、ルソーはさる醜い未亡人に熱を上げ、“全財産”彼女に残す旨遺言まで認めた。しかし、結婚は拒否され彼は大きな痛手を負う。そして、遺作となった1910年の奇妙な熱帯風景、『夢』。ルソーは病に臥し、9月2日、パリの慈善病院で66歳の生涯を終えた。共同墓地に葬られた遺骸は、翌年友人の尽力で個人墓地に改葬され、アポリネールによる墓碑銘が刻まれる。ドゥアニエ・ルソー。俗物的小市民と偉大な芸術家の稀有の結合、その風変わりな物語。後に墓は生まれ故郷に移された。

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