2014/01/17 【快適くらしのレシピ】
寒い冬に欠かせないのはこたつですが、そのこたつのお供といえばみかんです。冬が旬のこのみかん、ビタミンCが豊富に含まれているのは有名な話ですが、ビタミンAやPも含まれているので栄養満点の果物です。
さて、そんなみかんですが、皆さんはみかんの皮をむいたあと、そのまま捨ててしまっていませんか? 多くの方はそのまま生ゴミとして捨てているのではないかと思いますが、実はみかんの皮には色々な活用方法があるんです。
油汚れなどのお掃除に
みかんの皮には、クエン酸やリモネン、ペクチンといった掃除に役立つ成分がたくさん含まれているので、みかんの皮を有効活用する一番の方法は、汚れ落としに利用することです。みかんの酸味の元でもあるクエン酸は、水垢や石鹸汚れなどの掃除に適しており、クエン酸には除菌・消臭効果もあるため、お掃除をした後はきれいになるだけでなく気分も爽やかになります。また、みかんの外皮に多く含まれているリモネンという成分には油を分解する作用があるため、台所のガスレンジや換気扇などにこびりついた油汚れを落とすのに適しています。
靴の汚れ落とし・つや出し、臭い取りなどに
みかんの皮の、内側の白い部分には、コーティング作用のあるペクチンが含まれているため、フローリングやシンクなどの他、靴のつや出しとしても使えます。もちろん汚れ落としや臭い取りとしても使えるので、靴のお手入れにはもってこいです。その他、生の魚をさばいた後に手についてしまって取れない嫌な臭いも、みかんの皮を手に揉みこむと消臭効果が期待できます。また、鍋についた臭いが気になる場合には、水とみかんの皮を入れて煮込むことで臭いを取ることができます。
畳の黄ばみ防止にも
自宅に畳がある場合には、ぜひ試していただきたいことがあります。実は、みかんには畳の黄ばみ防止の効果もあるのです。やり方も簡単で、みかんの皮をしぼった汁を乾いた布に含ませて畳を拭くだけです。
また、みかんの皮を水で煮たものをスプレー容器に入れておけば、色々な用途に使いやすくなります。消臭効果を利用して、臭いが気になる玄関や生ゴミ周りなどにシュッと吹きかけて使う場合にも便利です。