2018/12/21 【快適くらしのレシピ】
寒さも本格的。温かいコーヒーや紅茶が美味しい季節になりましたね。
さて、最近よく耳にする「デカフェ」「カフェインレス」「ノンカフェイン」という言葉。実はそれぞれにカフェイン含有量の違いがあることをご存知ですか?
<カフェインの作用は?>
そもそもカフェインは、コーヒーやお茶、チョコレートなどに含まれる精神を刺激する物質のひとつです。脳内のアデノシンという物質に働きかけ、覚醒作用、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用などがあるとされています。
一般的によく「眠気覚ましにコーヒーを飲み」ますが、それはコーヒーに含まれているカフェインの覚醒作用を利用した飲み方です。
健康志向が高まる昨今、消費者も「カフェインの有無」も気になり、「デカフェ」「カフェインレス」「ノンカフェイン」、この3つの表示がされている商品も増えてきました。
<カフェインの含有量で表示が違います>
さて3つのうち、「デカフェ」とは、本来カフェインを含んでいる飲料や食物からカフェインを取り除いたものです。あるいは従来はカフェインを添加していた飲食物への添加をしないことで、カフェインを含まない状態にしたものを指します。
「デカフェ」の状態では、もともとあったものを取り除いているので、どうしても100%カフェインを含まないというわけではありません。
次に、「カフェインレス」とは、カフェインが含まれていないわけではなく、「カフェイン含有量が少ない」ものを指しています。この2つには若干でもカフェインが含まれている可能性があり、デカフェは「取り除いた」もの、カフェインレスはもともと「少ない」ものという違いがあります。
そして、「ノンカフェイン」とは「もともとカフェインが全く含まれていないもの」を指しています。
カフェインが身体に合わない場合や、妊娠中などカフェインの摂取が気になる場合は「ノンカフェイン」表示のものを選ぶとよいでしょう。カフェインの摂取は抑えたいけれど、その風味は少し楽しみたい、という場合はデカフェやカフェインレスの飲料をというように使い分けることもできますね。朝はカフェイン入りを、午後はノンカフェインをというような楽しみ方もしてみてください。