2019/12/23 【快適くらしのレシピ】
消費税10%を皮切りに、盛んに言われている「キャッシュレス決済」。なかでも「スマホ決済」をしている人の姿は良く見かけるようになりました。
「スマホ決済」には大手のIT企業や流通企業も参入し、テレビCMなどでもお馴染みになりました。スマホでどのように決済しているのでしょうか?
また、スマホを落としたら?どんなメリットがあるの?現金のほうが楽なんじゃない?などまだわかりにくい部分もあるかと思います。中高年には少しハードルが高く感じられるスマホ決済ですが、いったいどのような仕組みなのでしょう。
<基本はアプリを起動し、QRコードやバーコードを読み取る形>
「スマホ決済」とは現金を支払う代わりに、スマホを店頭の専用端末やバーコードリーダーにかざして決済する仕組みです。
Pay Pay、Line Pay、楽天Payなどのサービスを一度は耳にされたことがあると思います。まずこれらのアプリをスマホにインストール、アカウント(会員)登録を行い、電話番号やパスワード、認証コード、そして支払に必要なクレジットカード情報や銀行口座などを順次登録していきます。これらが無事に終わると、アプリを利用した決済がすぐに可能になり、それぞれのサービスと契約している店で支払時に使用することができます。
<購入履歴が残るので、家計簿代わりにも>
店頭でスマホ決済の旨を伝えたらアプリを起動し、表示されたQRコードやバーコードを読み取ってもらうだけで支払完了。
銀行口座からアプリに金額をチャージしておいたり、クレジットカードに対応していたり、アプリによって支払方法はさまざまですので、ご自分に合った機能のスマホ決済システムを選びましょう。
スマホ決済のアプリにはレシート機能など履歴管理機能がついているものが多く、いつごろいくらチャージしたか、どこで何を買ったかなどの履歴がわかり、うまく使えば家計簿の代わりに使うこともできます。
スマホ決済のメリットはこのように履歴が残ること、お財布、とくに小銭を持たなくてよいこと、ポイント還元があることなどがあげられます。
<2重3重のセキュリティ管理で不正使用を防ぐ>
デメリットは、バッテリー切れ、アプリ起動に時間がかかるなど物理的な問題や、クレジットカード会社が制限されている、一括払いしかできない、などがあります。
そして一番心配なのが「スマホを落としてしまったらどうしよう」ということでしょう。これらはパスワードや認証コード、生体認証などのセキュリティ設定をしておけば不正利用を防げます。最近では二段階認証(使用する際にショートメールで登録した携帯番号にコードが送られてくるなど)を取り入れているサービスもあります。さらにチャージ金額を低く抑える、チャージを現金のみで行うなど、少し面倒にはなりますが、不正使用の被害をおさえる方法もあります。
いかがでしょうか。メリット・デメリット、いろいろありますが、ご自身にあったサービスを見つけて少額からトライしてみるのもよいかもしれませんね。