2020/02/22 【石文化対談】
加地:いやほんと。日本には全優石あるじゃーないですか。全優石がなぜ日本にあるかということの意味合いですよ。
中国は土の墳ですから、せいぜいその印としての碑をつくる石屋さんはあるでしょうが、全優石はできないです。だからアジアで本当に石のお墓をつくっているのは日本だけですよ。
吉田:いやー、先生のおっしゃることは、全部ほんとうのことだとおもいます。私たちの仕事はもちろんビジネスですが、ビジネスだけ考えていたら、いつのまにかその根っこが失われてしまう。原点を大切にしていかなければいけないと。
加地:なぜわれわれはこの仕事をするのかという意味づけ、これがないとだめですよ。
吉田:全優石は、単なる墓売りじゃもうだめだと、お客さんと一緒に相談して、いっしょに日本の家族の祖先祭祀を大切に守っていく。そういう業界のウールマークになろうと。ウールマークってなにかって言ったら、約束、信頼です。宣伝して、安心ですよというものではなく、消費者があそこならちゃんとしたお墓を造ってくれるということが暗黙に知られること。
参加している墓石店の一軒一軒がそれに対応しないと、いずれだめになってしまいます。私たちはこれから一層そのように努力していきたいと思っています。
今日はありがとうございました。