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カルチャー情報

日本古来のものに残る「左」の感覚

2022/02/24 【カルチャー情報】

日本の春は、正月(新春)から始まり、節分、雛の節句と彩り豊かな華やかな節句が続きます。こうしたお祝い事につきものなのが、晴れ着や飾り物。そして日本古来のものに触れると、「左右」の決まり事がたくさんあることに気づきます。

 

<関東と関西では男雛の位置が変わります>

現在一般に広く売られている雛人形は「関東雛」と呼ばれ、向かって左にお内裏様(男雛)が座っています。これに対して「京雛」と呼ばれるものは、向かって右側にお内裏様が座っています。

これは関西では古来よりの朝廷の儀式にしがたい、紫宸殿(宮殿)を背中にしたときに左になるように男雛を飾ります。これに対して関東では、昭和天皇即位の礼で天皇陛下が皇后陛下の右側にお立ちになったこことでそのスタイルを踏襲したと言う説や、徳川家康の孫である興子内親王がのちに即位して明正天皇になったことから、上位となる左(向かって右)に女雛を飾るようになったとも言われています。

 

 

<古来の日本では左側が尊重された名残>

京雛で表されるように、江戸時代までの日本では昔から、左が上位で右が下位といわれます。そしてこの左と右、これは雛人形でいえば紫宸殿側、つまりお内裏様から見た左と右。向かっての左と右ではありません。

右近の橘、左近の桜もお内裏様から見て、左側、右側に飾ります。写真のお雛様も向かって右に桜が見えますね。

とくに晴れ着などの着物では、左手の側が上にきて華やかな模様が描かれています。これに合わせて、帯、帯揚げ、帯締めなどの小物も左右不対称のものは左に華やかな色や柄をもってきて、左側を上にして結びます。

着物を召されるときにハテナ?と思うことがあったら「いずれも左(体の左側)が上」と考えるとよいでしょう。

日本でも西洋文化が定着し、多くのものが右上位のようになっていますが、古くから伝わるものでは左上位のものも多く存在します。

今はインターネットでも簡単に検索できますので、ぜひハテナ?というときは確かめてみてください。

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