2022/12/23 【カルチャー情報】
世間は少しずつ活動的になり、各地でも様々な催し物が2年ぶり、3年ぶりに再開されているようです。12月はイルミネーションも美しく、気持ちも華やぎます。そんな12月31日の大晦日に開かれるコンサートをご存知ですか?
<年またぎで開かれるジルベスターコンサート>
12月31日、大晦日に開かれるコンサートを「ジルベスターコンサート」と呼びます。
ジルベスターとはドイツ語で「大晦日」(聖ジルベスターの日)という意味です。英語ではニューイヤーズイブコンサートと呼ばれていますが、最近の日本では「ジルベスター」という言葉がよく使われるようになりました。
主にクラシック音楽のコンサートで、大晦日の深夜から元旦にかけて、年をまたいで開催されることが大半です。
世界中で放送されている、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のジルベスターコンサートは、テレビでご覧になった方も多いのではないでしょうか?ウィーンの美しい風景や、バレエなどの伝統芸術も映像に挟まれ、また聴衆の服装も華やかで、新年らしい気分にさせてくれます。
<国内でも大手のホールで開催>
日本国内でも、オーチャードホール(渋谷)、サントリーホール(赤坂)、MUSA川崎(川崎)など、錚々たるホールで開催が予定されています。全国でも札幌、福岡など主要都市で開催されるようです。
大晦日の夜から始まり、深夜(元旦の未明)に終演になることが多いので、帰りの乗り物の確保は事前に調べておいたほうがよさそうです。各ホールもHP等で案内を記載しています。またコンサート終了後の未明にそのまま初詣に向かわれる方も多いようです。
ジルベスターコンサートの人気は年々高まり、チケットの予約も夏~秋と早い段階で始まりますので、ホールの情報をよくチェックしておきましょう。
除夜の鐘が鳴るときは、おそらくコンサートの真最中かもしれませんが、良い音楽を存分に聴いてそのあと初詣という、新年を迎えるにふさわしい華やかな大晦日もよいですね。
ぜひ一度体験してみてください。