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お墓と供養

仏教とは切っても切り離せないローソク、その秘密とは?

2013/07/23 【お墓と供養】

ロウソク

毎朝、先祖に手を合わせる時はローソクを灯して線香を焚き、お供え物を供え、経やお念仏を唱えるのが習わしとなっています。どうして仏教の場ではローソクを必ず灯すのでしょうか? これは、仏様のまわりを明るく灯し、知恵と慈悲を称えるという意味があるとされています。

昔から明かりは貴重なものとして、宮殿や神殿、寺院などで儀式の際には必ず用いられてきたものです。また、明かりは邪気を祓い、浄化する不思議な力があると信じられてきました。長い歴史の中で絶えることなく受け継がれてきたのです。

 

 

日本を紐解けば見えてくるローソクの歴史

日本では6世紀の後半、仏教の教えが百済を通じて遠くインドから伝わったといわれています。この時ローソクも同じく日本に渡ってきました。この当時のローソクは、蜜ロウを使用した大変高価なものであったため、一部の貴族や特別な行事の時のみ寺院で使用されました。

 

時代が変わり鎌倉時代の後半にもなると、中国からウルシロウが手に入るようになり、武士の間でもローソクが使われ始めました。室町時代に入ると、ウルシロウは越後や会津地方で製造されはじめました。しかし、まだ高価で貴重なものだったため一般庶民の手に入ることはなく、菜種油やごま油を芯に浸して灯した行灯を代用していました。安土桃山時代にもなると、ハゼの実の油から作られたローソクが製造され、発売されるようになり、ようやく一般市民にも手の届くものになりました。

 

仏教とローソクの不思議な関係

昔からローソクは貴重なものでした。暗闇を照らす炎は仏教だけでなく、他のいろいろな宗教において象徴とされてきました。神道でも炎の明かりは信仰の対象となっており「かがり火」は欠かせないものになっています。

 

仏教では「光明とは智慧のかたちなり」というように光は仏様のことで、心の闇を照らすものと長い間信仰されてきました。現代でも、お墓参りの際にはローソクは献花やお線香同様欠かすことのできないものとなっています。

また、誰かが亡くなった時にローソクを絶やさないようにするのは、無事極楽浄土に行くことができるよう道しるべにするためといわれています。光の行く先が、仏様のいるところと信じられていたのです。

 

 

こんな長い歴史の中、信仰と共にローソクを灯す習慣は受け継がれてきました。今度仏壇で手を合わせる時やお墓参りの時には、仏教の歴史やローソクの意味を思い出して明かりを灯し、手を合わせてみてください。

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