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明日を楽しむレシピ

伝統の遊び「折り紙」の歴史と魅力を探る

2013/12/11 【明日を楽しむレシピ】

折り紙の歴史と魅力

 

正方形の紙からさまざまな造形を生み出せる「折り紙」。小さな子どもから大人まで幅広い年齢層で楽しむことができるうえ、技術や習熟度によって繊細で精巧な作品を作ることも可能です。最近では「手軽に楽しめるアート」として再評価され、国内のみならず海外でもその人気が高まっています。今回は折り紙の歴史と魅力をみていくことにします。

 

1枚の紙から生み出される精巧な作品の数々

「折鶴」、「紙飛行機」、「かぶと」、「風船」、「手裏剣」……。皆さんも幼い頃、一度は折り紙で作ったことがあるのではないでしょうか。幼稚園の先生、両親、祖父母などに折り方を教えてもらいながら、正方形の紙を何度も折り返していく。見る間に、折ったところが羽になり、くちばしになり、最終的には羽を広げた鶴になる。折り終えた充実感と、1枚の紙からできる精巧な作品に感動を覚えたことでしょう。

 

貴族から始まり、江戸時代には一般庶民まで

紙を折って動物や植物、生活雑貨や遊具などを作る「折り紙」は日本伝統の遊びです。

日本の折り紙の原点は、紙がまだまだ高級品だった平安時代まで遡ります。その頃、貴族の間で貴重な紙で贈り物を美しく包むことが流行りました。その後武家の礼法の1つとして折紙は生活の中で欠かせないものになったと言われています。一般庶民に折り紙文化が行き渡ったのは江戸時代で、「折鶴」などの遊戯系の折り紙が文献などに登場するようになります。

遊戯系折り紙に関する最古の文献とされているのが、1797年(寛政9年)に出版された「秘傳千羽鶴折形」。同文献の中では50種類近くの折鶴が紹介されています。

一方、ヨーロッパでも日本で言う「奴さん」や「帆掛け船(だまし舟)」と呼ばれている折り方が生まれ、ドイツの教育学者であり「幼稚園の祖」とも言われているフリードリッヒ・フレーベルが積極的に折り紙を幼児教育に取り入れました。これが逆輸入される形で日本でも折り紙が幼児教育で使われるようになったとのことです。

 

遊びや教育の範疇を超え、様々な分野で研究と進化が続く折り紙

このような歴史を経て私たちも楽しむようになった折り紙ですが、今や折り紙は世界共通語の「Origami」として海外でも愛好者が増えています。さらに、これまでの遊びや教育といった範疇を超え、航空工学、老化防止、リハビリ医療、コンピュータグラフィックといった様々な分野で研究の対象となっています。

ノリやはさみを使わずに「折るだけ」で1枚の紙を立体的な作品に仕上げるという先人の知恵が、現在の最先端の研究に活かされ、今でも進化し技術開発も続けられている。とてもロマンのある話ですね。

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