2014/03/07 【アンチエイジングのレシピ】
世間では、オーガニック食品が流行していますね。有機栽培されたお茶もずいぶん豊富に出回っています。中でも“飲むサラダ”と言われる「マテ茶」は、ミネラル、鉄分、亜鉛、ビタミンを豊富に含んでいる高栄養茶です。カルシウムは烏龍茶と比べてなんと30倍、マグネシウムについても10倍以上含まれているそうです。このマテ茶とは、一体どのようなお茶なのでしょうか?
南米では貴重な栄養源である「マテ茶」
マテ茶は、南米のアルゼンチン、ブラジル、パラグアイが原産のお茶で、これらの国では昔から伝統的に飲まれているそうです。ただの嗜好品としてのお茶ではなく、野菜の栽培が困難な南米の一部の地域では、大事な栄養源として扱われています。ビタミン、ミネラル、カルシウムが多いことから、日本人にとっても、ダイエット、便秘の緩和、生活習慣病の予防、免疫力の向上などが期待できるといわれています。
マテ茶は飲み方も豊富
マテ茶は、栄養が豊富なだけでなく飲み方も豊富です。南米では、「グァンボ」という容器と「ボンビージャ」という金属のストローを使う飲み方が伝統的だそうです。砂糖を入れた「甘マテ」にしたり、紅茶と同じようにティーポットに茶葉を入れて湯を注いで飲んだり、水出しで飲んだりする方法があります。レモンやミルク、砂糖などにもよく合うそうです。
マテ茶には他の茶同様に、カフェインも入っています。ただ、入れ方にもよりますが、コーヒーや紅茶、緑茶などよりも含有量は少ないといわれています。
マテ茶をご飯やケーキに入れても
マテ茶には、主にグリーン・マテ茶とロースト・マテ茶の2種類があります。ローストタイプは、グリーンタイプをさらに焙煎したもので、香ばしさが加わり飲みやすいと言われています。どちらも飲むだけでなく、ご飯に入れたり、パウンドケーキに入れたりして食べることができます。香ばしい香りが楽しめますし、直接茶葉を口にできることから、栄養も直接摂取できます。ご飯にマテ茶とくるみやアーモンドなどを入れて炊けば、香り高く香ばしいご飯ができあがります。また、パウンドケーキに入れると、素朴な香りと味わいが出るそうです。色々と試す価値がありそうですね。
参考