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お墓と供養

花火の季節に改めて祖先に思いを馳せてみる

2014/08/12 【お墓と供養】

 

夏の風物詩と言えば花火。この季節日本各地で花火大会が開かれています。夜空を彩る大輪の花の美しさは、毎年見ていても色褪せることはありません。皆さんの中には、既にいくつかの花火大会を楽しんできたという方も多いのではないでしょうか。実は夏の花火には御霊への深い思いが込められています。今回は日本人の「心」を揺さぶってやまない花火について見ていくことにしましょう。

 

日本の三大花火大会は、秋田、茨城、新潟

 

さてこの時季さまざまな場所で開催されている花火大会ですが、日本全国で開催される花火大会は大小含めて1000にも上ると言われています。「日本の三大祭り」など様々な分野で「三大○○」というものがありますが、花火大会にも「三大花火大会」と呼ばれる大会があります。現在、日本三大花火大会と呼ばれているのは、「全国花火競技大会 大曲の花火」(秋田)、「土浦全国花火競技大会」(茨城)、「長岡まつり大花火大会」(新潟)の3つで、優秀な花火には内閣総理大臣賞が贈られる大曲と土浦の大会は、全国の花火職人が腕を競う場として有名です。また、長岡の花火大会はスケールの大きな花火が打ちあがることから、花火ファンの間でも人気が高い大会となっています。

 

花火の始まりは狼煙、今のような打ち上げ花火は19世紀に登場


そもそも花火は、「狼煙(のろし)」として使われた黒色火薬が始まりです。その後14世紀にはイタリアで鑑賞用としての花火が広がり、ヨーロッパ全土に広がっていきました。日本では、1613年にイギリス国王の使者ジョンセリスが、徳川家康を訪ねたとき持参の花火を見せたという記録が残っています。当時の花火は、今のような派手さはなく、筒から火の粉が吹き出す程度のものでした。現在のような打ち上げ花火が登場するのは、19世紀に入ってからです。

 

花火はお盆の迎え火・送り火としての意味がある


日本各地で大会が開かれ、夏の夜空に彩りをそえている花火ですが、実は「お盆」と関係があるのをご存知でしたか?お盆の送り火としては、京都の「大文字焼き」が有名ですが、花火も亡き人への鎮魂、お盆の迎え火・送り火としての意味があるそうです。
たとえば日本有数の花火大会である隅田川花火大会。
江戸時代に、病気や凶作、飢饉で多数の死者が出ていたのを憂いた時の将軍吉宗が隅田川で大きな花火を披露し、死者の御霊を慰めたのが始まりだと言われています。さらに隅田川周辺では、関東大震災や東京大空襲でも多くの犠牲者が出ました。そこで毎年行われる花火は、この世を去った多くの御霊を慰める大切な迎え火・送り火の意味もあるのです。


このように日本の花火には、亡くなった方を偲ぶ想い、鎮魂の祈りが込められています。このため、花火大会は7、8月のお盆の時季に行われることが多いのです。

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