2015/05/05 【明日を楽しむレシピ】
少子高齢化が進む中で、シニア世代へのメンタルケアが注目されています。リタイア、病気、パートナーとの別れなど、さまざまなストレスと隣り合わせになっていくこの時期。心穏やかに充実したセカンドライフを過ごすためにはどうすれば良いのでしょうか?
メンタルケアの重要性が注目を集めている
人間は誰でも、年齢を重ねれば重ねるほど心身に何らかの不調をきたしやすくなります。実際に、心の病の疾病率は、高齢になるほど高くなると言われているのです。身体の病気を引き金として心の病気を発症してしまう人も少なくありません。豊かなセカンドライフを過ごすためには、メンタルケアが非常に重要なのです。
定年直後がひとつのピンチ?
定年退職は、精神的な悩みを持つきっかけになりやすいので要注意です。それまで仕事を生きがいのようにして真面目に働いていた人ほど「もう自分は必要ではないのか」と落ち込みやすいのです。定収入がなくなってしまい「健康でなくなったらどうしよう」という不安に襲われ、身体は健康であったにもかかわらず心の病を誘発してしまう人もいます。
趣味やスポーツに打ち込もう
確かに高齢になればなるほど不安なことは多くなります。しかし、だからといって心配ばかりしていても何も解決しません。むしろ、趣味やスポーツに打ち込むことでイキイキとした毎日を過ごせるのではないでしょうか。ウォーキングなどで身体を動かすのも良いですし、パソコン・インターネットで頭の体操をしてみるのもおすすめです。また、仕事をしている時にはなかなか行けなかった長期的な旅行に出かけてみるのもいいでしょう。
このように、定年後のメンタル面は自分自身でプラスに向けていくことができます。環境が大きく変わると、それに伴って心の変化が起きやすいもの。そういった時こそ、夢中になれる趣味を持つことで、健やかな毎日を過ごせるでしょう。また、身体の不調は心を不安定にしやすいので、まずは健康第一を念頭に置くことも大切です。