2017/03/21 【明日を楽しむレシピ】
<雑誌から高感度な情報を受け取る大人がターゲット>
パソコンやスマートフォンに押されて「出版物の冬」時代とも言われていますが、そんな中で新しい動きを見せるのがシニア向けの雑誌です。
「シニア向け雑誌」というと、高齢者のための余暇や健康管理の情報誌といった先入観が働き、少々やぼったい誌面構成という印象を持ってはいませんか?
しかし今のシニア世代は、1970年創刊の「anan」、1976年創刊の「POPEYE」といった、雑誌カルチャーの中で青春時代を過ごした人々なのです。
このように雑誌から感度の高い情報を受け取ることに敏感な「大人」の世代に向けて、おしゃれで画期的な雑誌がお目見えしています。
<同じ視線でありながらスタイリッシュな誌面>
シニアというよりも、まさしく「大人向け」という表現がぴったりのこれらの雑誌。
表紙や記事のレイアウトデザイン、記事のタイトルのつけ方も若者向けのものと変わらないどころか、洗練されたスタイリッシュなものが増えています。
ふんわり優しい=中高年というイメージを払拭し、クールでカッコイイ大人の雑誌です。
年齢を重ねても、若い時と同じようにおしゃれをするし、映画や音楽にも敏感にアンテナを張っている。考え方そのものが老けた覚えはないのに、いつの間にか自分にぴったりとくる雑誌がなくなってしまった。そういう層に向けて、同じ視線・身の丈にあった情報が多いのもこれらの雑誌の特長です。
たとえば旅行であれば、一泊何十万円もするホテルではなく、夫婦や友達で少しだけ贅沢のできる旅館やホテルを紹介。あわせて当地での陶芸や染色体験など「大人の旅を楽しむ」情報が掲載されているなど。また「子育て時代には撮れなかった夫婦二人の記念写真を」など、読者層にマッチしたちょっとしたアドバイスがあるのも嬉しいところです。
ファッションも単に流行を追うのではなく、上質でありながら中高年の体型にあったスマートな着こなしが紹介されています。
女性の場合は年齢にあった化粧品やヘアスタイルの情報も楽しみですね。
雑誌の良さは本文の内容もさることながら、写真の美しさにもあります。ビジュアルから受ける「眼福」を手に入れつつ、素敵な情報をGETしてみてください。