2017/05/23 【明日を楽しむレシピ】
以前、この「悠々ライフ」でも自分史づくりのご紹介をしましたが、最近ではさらにインターネットの活用など、自分史を気軽に作れる環境が整ってきたので、ご紹介したいと思います。
<写真などビジュアルの取り込みも簡単に>
たとえばインターネットサイトを通じて年表を作れるシステム。その当時の出来事や流行語などと見比べながら、自分の年表を作成できます。
青春時代に大流行した歌謡曲や社会現象などを思い出しながら、楽しく年表づくりができるシステムです。
また、年表をつくるための無料テンプレート類も多く出回るようになりましたし、自分史を作成するための専用のソフトウェアも発売されています。
年表に合わせて写真を貼り付けるなど、自分史を作ることが「見た目にも楽しく」できるように工夫されています。
汎用的なワードやエクセルといったソフトと互換性を備えたものもありますので、まずは気軽に自分史づくりにトライしてみてはいかがでしょうか?
<セミナーやワークショップで「自分史仲間」づくりも>
さらに自分史づくりのセミナーやワークショップも開催されています。
出版社や印刷会社が主催し作成をフォローしてくれる本格的なものから、自治体が主催するセミナーまで多種多様です。
本格的なものはそれなりに費用もかかりますが、自治体やNPOなどが主催しているものは参加費も無料や安価の場合が多く、ハードルも低く設定されています。
また「自分史作りのサークル」も存在します。発表会・展示会の場を設けたり、サロンで情報交換をしたりと「人に見てもらう」楽しさも生まれてきます。
これまで自伝や自叙伝といえば、社会的に何らかの功績のある人のものという側面が強くありました。作家の誰それやカリスマ経営者の自叙伝などです。
しかし1980年代ごろから自費出版が比較的容易にできるようになり、一般の方が本を出せる機会も増えてきました。それでもまだまだ「出版」というと高嶺の花でしたが、パソコンをはじめとした電子ツールの発達により、手作りの自分史が作れる環境が整ってきました。
年表づくりや写真の整理など、ビジュアル的にも楽しく進めていくことで、自分でもすっかり忘れていた思い出がよみがえり、中身の濃い自分史が出来上がるかもしれません。まずは「整理整頓」の気分で自分史づくりをはじめてみてはいかがでしょうか。