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お墓と供養

お墓と桜

2019/03/20 【お墓と供養】

 

そろそろ待ちに待った桜の開花だよりも聞こえてくる季節になりました。日本人の心の花ともいえる桜。桜前線の北上とともに、今年も日本全国の桜名所は多くの花見客でにぎわうことでしょう。

 

<寺院や霊園の桜>

さて桜の名所というと公園・庭園と並んで多いのが、お寺や神社です。墓地や霊園でも桜が咲き誇る場所を多く見かけます。

東京では芝増上寺や上野寛永寺などの大きなお寺はお花見スポットとしても有名ですし、市中の小さな寺院でも美しい桜が枝を広げている姿を見ることができます。

日本の花見の起源とも言われる豊臣秀吉による「醍醐の花見」も、京都醍醐寺三宝院裏でひらかれています。

仏教は、蓮、沙羅双樹(しゃらそうじゅ)などの花にゆかりが深く、お釈迦様の誕生日も「お花祭り」として祝います。また花が咲き乱れる様子は、極楽浄土のイメージにもつながり、寺院では桜に限らず花の咲く木を積極的に取り入れているところが多いようです。

また寺院でなくとも、青山霊園、谷中霊園などの広大な霊園も桜の名所となっています。霊園のいわゆる「メインストリート」は桜並木になっており、お墓参りに訪れた人だけでなく、桜を楽しむ人々でこれからのシーズンはにぎわいます。

 

<古くから日本人の死生観と結びつく花>

民俗学者の柳田國男は「死者を祀る場所にぜひとも桜を植えたいという理由や意味が前代にあったのではないか」という内容の随筆を残しています。

また、梶井基次郎の短編小説「桜の樹の下には」の「桜の樹の下には屍体が埋まっている」という冒頭の文章も有名ですし、西行法師の「願わくば花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」という和歌など、桜の木は日本人の死生観と切り離せないものがあります。

その幻想的な美しさは、どこか亡き人を思い出させ鎮魂の想いを強くさせるものなのかもしれません。

春になるとぱっと咲いてはらはらと散っていくその潔さや、春を待ち焦がれる日本人の心に寄り添うように咲く桜は、お寺や霊園を訪れる人々にとっても特別な存在になっているのでしょう。

桜の美しいこの季節にぜひお墓参りにおでかけください。美しく咲く桜がまた故人への想いを新たにしてくれるかもしれません。

 

 

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