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明日を楽しむレシピ

季節を彩る和菓子

2019/03/26 【明日を楽しむレシピ】

 

桜の花が咲くと、せきを切ったようにたくさんの花がほころびはじめます。花や鳥など折々の自然の美しさを表現した伝統的な和菓子は、四季がある国だからこそ生まれた、季節感あふれる独特のお菓子といえます。

 

<菓子は果物や種子を表す言葉だった>

もともと日本人は、いわゆる穀類、米、粟、稗などを主食としていきましたが、食事以外でも空腹時には野生の木の実や果物を食べていました。これがおやつ(間食事)のはじまりとされています。

また日本の菓子起源には伝説があり、古事記・日本書紀には、垂仁(すいにん)天皇の時代に、田道間守命(たじまもり)が命じられて常世の国から不老不死の薬として持ち帰ったのが「橘」(かんきつ類の一種)とされています。この橘が成長し非時香菓(ときじくのかぐのみ)となったとされ、これが「菓子」の起源とも言われているのです。

菓子の「菓」は果物を、「子」は種子を表すとされ、最近ではほとんど使われなくなりましたが、果物のことを「水菓子」と呼ぶ習慣はその名残ともいえます。旅館や料亭の食後のお品書きに食後の果物がこう表記されているのをご覧になった方もいるかと思います。

 

<砂糖が使われるようになり雅な和菓子へと進化>

和菓子の原型は遣唐使により持ち帰られた「唐菓子」(からくだもの)とされています。米粉などの粉に甘蔓などの甘味料を入れてこね、果物の形に整えたあとに油で揚げていたようです。

室町時代~安土桃山時代に茶の湯の文化が興ると、それまで空腹を満たす「間食」の役割が多かった菓子が、茶とともに供されるものに変化していきます。

それでも現在のような華やかな菓子からは程遠く、小麦粉をこねて焼く、あるいは味噌をつけるという程度の簡素なものでした。

これが南蛮文化の渡来により砂糖がふんだんに使われるようになると、菓子は甘さを楽しむ嗜好品として浸透し、茶の湯のあゆみとともに美しく雅な「京菓子」が生まれます。

上方文化が花開いた元禄時代には江戸でも将軍への献上品として菓子を競いあったことから多くの銘菓が生まれ、和菓子は庶民の口に入るものとなりました。

和菓子の魅力はなんといってもその季節感。桜餅、蓬餅、柏餅といった四季の素材を活かしたもの、おはぎやぼたん餅のように花や植物をかたどり暦にあわせていただくもの。

また生菓子は、季節の花や風物を繊細に表現したものが多く、見た目も美しく楽しませてくれます。花咲き乱れる季節、「花より団子」の気分で季節感あふれる美しい和菓子をぜひお召し上がりください。

 

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