2013/04/15 【お墓と供養】
近年、シニアの間では、大型自動二輪免許を取得し、「ハーレー・ダビッドソン」を颯爽と乗り回す方が増えてきています。週末はバイク仲間と行楽地へツーリング、お彼岸・お盆のお墓参りには奥さんとダンデム(二人乗り)で出かけるという人も目立ちます。今、ハーレーツーリングを楽しむシニアの方が急増中です。
ここ数年の日本のオートバイ市場を見てみると、ハーレーと対照的に販売台数は年々縮小傾向を続けています。社団法人日本自動車工業会の統計データで、出荷台数の推移を見るとピークは1982年で、50ccのスクーターブームの影響があり約320万台が販売されました。一方、2009年から2012年の販売台数の平均は約50万台となっています。
バイクの販売台数と逆行するカタチで、ハーレー・ダビッドソンは27年間連続でプラス成長を続けています。なぜに、ハーレー・ダビッドソンの売り上げは好調なのか……?!その理由は、シニア層なのです。今や、ハーレー・ダヴィッドソンの購入者の平均年齢は52歳といわれています。比較的金銭的に余裕のあるシニア世代が念願だったハーレーを購入するケースが実に多いのです。
そこでハーレーユーザーの声をご紹介します。「ハーレーにまたがっていると、首や腕、腹筋など自分のカラダを自然と使うようになり、また音量、ニオイ、気象情報なども気になるようになります。ハーレーに乗ると、常に五感をフル活用するようになり、アンチエイジング効果も生まれるような気がします」(横浜市都筑区・坂本旭さん56歳)。坂本さんはハーレーに乗るようになってから、外出する回数も増え、健康的な毎日を送っているそうです。
ハーレーは、車高を下げるなど、使い勝手を最優先!
ではなぜに、ハーレーはシニア層から支持されるのか…!?それは、ハーレー側の企業努力にありました。「お客さまが感じる壁を取り除くことが重要」とハーレーダビッドソンジャパンの福森豊樹社長は常々口にしています。
従来、ハーレーは、筋肉隆々なマッチョな男性が乗るバイクというイメージが強かったですが、しかし、近年はシニア層や女性などのお客さまにも乗ってもらいたいという思いがあり、毎年ユーザーに合わせたモデルチェンジなどを繰り返しています。転倒などの不安を取り除くために車高を下げたり、重いクラッチを軽くしたり、ハーレーファッションの充実など、ユーザー視点でバイク作りに取り組んでいます。
また、ハーレー・ダビッドソンは、全国で試乗会イベントも積極的に展開。イベントでは、大型免許を取得していなくても、エンジンの始動からギアチェンジまでを疑似走行できる体験試乗などを実施し、ハーレーの魅力にふれてもらうことをモットーとしています。一度、乗ってもらえばその魅力・楽しさを知り、購買へと結びつくケースが多いそうです。
今年のお彼岸、お盆は、夫婦でハーレーツーリングに出かけてみるのはいかがでしょうか。夫婦で寄り添って、お出かけ。少々気恥ずかしいかもしれませんが、恋人通しだった昔懐かしい感覚を味わえるかもしれません。